こんにちは!
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次男は、小1の3学期に教室にひとりで入れなくなりました。
長男で不登校を経験していた私は、困ったというよりむしろ
「よっしゃ、任せなさい!!」 くらいなノリでした。
長男の不登校乗り越えたんだから、母ちゃんがすぐになんとかしてあげる
そんなふうに思ってました。
それが…
その後なんとかなるまで、4年もかかるなんてね〜
そもそも、その「なんとかしてあげる」が間違いだってことに気づいていませんでした。
それこそ、先回り。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230121/17/bisu777/b6/7f/j/o0640042715232708752.jpg?caw=800)
だけど、次男がつまずいていたのも事実なのです。
繊細で真面目で思い込みの強い次男は、他の子が気づかなかったり気づいても知らんぷりするところを、見て見ぬふりで通り過ぎることができなかった…。
言われたことを完璧にできない自分はダメなんだとどんどん自分を否定し、他と(過剰に)比べて卑屈になっていきました。
そんな状況をスクールカウンセラーと話し合い、担任の先生に「合理的配慮」をしてもらって。
発達凸凹長男のことがあったから、早くに発達検査も受けていました。
診断はないけど、得意不得意の差があることもわかっていたので、
それもありスクールカウンセラーは素早く「配慮」を勧めてくれたんだと思います(とても力のある方でした)。
そんな先生方のご尽力もあり、私が全授業に付き添わなければならない状態は1学期間で終わりました。
もちろん無理に行かせることはいっさいなかったですが(長男のときに散々やって、懲りましたからね)、
でも長引かなかったこととか、自己否定感でどん底まで落ちる前に止められたとか考えると、そのときの「配慮」は先回りではあったかもしれないけど、必要なことだったかもしれないとも思います。
先回りして失敗したかもと思う一方、あれはあのタイミングでは必要だったとも思う…
どっちも同時にやってみることはできないから、正解ってわからない。
難しいですね
その後も、学校が好きになったわけではないのでね…。
行ったり行けなかったり。
教室に入れたり入れなかったり。
遅刻に早退
別室登校、保健室登校
そして小4夏〜小5秋まで、コロナの影響もあって不安感が大きくなり、完全に「給食だけ」の登校になりました。
なぜか、給食だけは大好きで行きたがりました。給食って偉大だわ
学校は基本的に遅刻早退のときは保護者が付き添わなければならないので、給食だけ登校のときは私もずっとついていなければなりませんでした。
「ママのウォーキングになるから、全然大丈夫だよ一緒に学校行こう
」って誘って。
次男は自分の教室に入ることができず、ほこりっぽい理科準備室みたいなところで二人…。
おいしそうに食べる次男を前に、お腹がきゅるきゅる鳴っちゃって
「平気平気」ってやせ我慢して、「子供のためにがんばるいいお母さん」を演じてました
だけど、小5の夏休み明けに私は決めました。
もう、付き添いはしない、と。
もう、私が我慢しない、と。
その決めたことで、道が拓け始めました。
その後、幸運にも一緒に伴走してくださる方にめぐり逢い、次男は自立への道を歩み始めました。
私も、それまではまだやっていた口出し・先回り・提案を完全にやめて、すべてを次男自身の判断に任せました。
最初は難しかった〜
学校へは(好きじゃないけど)行きたい、でもそれができない自分…
そんな自分が嫌いで嫌いで、何度も「死にたい」と言っていた次男。
「死にたい」って言われたら、親は当然焦るし心配しますよね
でも、本人が自分で考えるために
本人が自分で決めるために
本人が自分の足で立つために
それさえも否定しない。
ただただ、その言葉をそう思うんだねと受け止める。
どうにかしようとしない。
あまりに苦しそうなので、つい
「学校なんて行かなくていいよ」と言ってしまいそうになる。
でも、それも口に出すことをやめました。
本当に苦しかった。
そんな過程を経て、徐々に自分で決めることができるようになっていった次男。
次第に、「この行事には出たい!」と、自分の決めたものに向かって勇気を振り絞って行動できるようになっていきました。
そして学校での滞在時間もだんだんと長くなり、ついに小5の2月に完全学校復帰を果たしたのでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230121/17/bisu777/3e/b8/j/o0640036015232709569.jpg?caw=800)
さて。
そんな次男が、小6の6月半ばに突然私立中を受験したいと言い出して。
そこから7ヶ月後に、お試しではあるけれど、とある地方私立中の東京会場受験に挑戦したわけです。
1年前にはまだ完全学校復帰していなかったし、もちろん勉強も一切してない状態。
まさかの、考えられない展開でした。
受験した私立中、その会場だけでも1500人の受験生が試験に臨んだそうです。
駅から会場に向かう横断歩道を渡る人の数がすごい…
横断歩道を渡ったところで、付き添いと受験生が分かれるようでした。
一時は「たくさんの人が怖い」「音が怖い」と言っていた次男
「んじゃ、行ってくる!」
そうひとこと言って、
受験生の波に飲まれながらも、
ひとり振り返りもせずに、堂々と歩いていきました。
ああ、もうきっと大丈夫。
そんな気がしました。
ま、受験本番は2月なんですけどね。
でも、そういう目の前の話じゃなくてね。
手が離れたな〜と思いました。
受験は、今の力を発揮できればそれでよし。
発揮できなくても、それもまたよし。
まずは、ここまで来られたことに花マル。
そんな感慨深い1日になりました。
学校に行けることが正解では、決してない。
でも、自分がこうしたいと思ったときに
自分で考えて決めて立ち向かえるようになった、そんな次男に大きな成長を見ることができたのでした。
支えてくださった周りの方々に
感謝です
子供って、変わるんだな
そう思います
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