水戸で茨城県知事の候補者のポスターを
目にしました。投票日は8月30日。
まず、真っ先に目に入ってきた候補者は、中央上段の桐原さん。
黄色地に黒文字のお名前は、視認性バツグンなんですが、
コントラストが強すぎて、やや過激&奇抜。
お名前の次に目が行く、顔写真は、ヒゲが清潔感に欠け、
残念ながら、知事らしい信頼感があまり感じられません。
対して、中央下段のながつかさんは、背景、ネクタイ、
下段の文字の色に青を使っています。
青は、清潔感や誠実さを伝え、お名前の白と合わせて
汚れのない若々しい青年という印象を伝えます。
ですが、静と動ということでいうとパワフルなのは、青より赤
残りの4人の方々は、いずれも赤系の文字や背景色を使っています。
赤の4人の中で、笑顔で口角を上げている3人を見ていくと、
間宮さんの「メガネ」と「口紅の色」と「ヘアスタイル」、そしておばたさんの
「メガネ」と「ヘアスタイル」は、少々時代に合っていない古い印象。
残った橋本さんは、現職の知事でした。
選ばれる人は、当然ながら選ばれる見せ方をしているものですね。
パワフルな赤、清潔感やクリアな政治をイメージさせる白、話しかけやすい
黄色をネクタイに使い、ポスターの下の方にに見える黒っぽいスーツ
と堂々とした風格が安定感や安心感を伝えます。
そしてゴチャゴチャせずシンプルなメッセージはすっきりとして、
わかりやすい。
「赤・白・黄色・黒」を上手に使い、その風格とあいまって
条件が整いました。
以前のブログに書いた森田健作さん
もそうですが、
選挙ポスターにおける「赤と白」の配色は鉄板です。
ここでは、政党、政策、実績、実際のお人柄等には全く関係なく、
ポスターのイメージのみで書いてきましたが、
「いかにポスターで印象が作られてしまうか!」ということがわかります。
この選挙では、橋本まさるさんが当選されました。
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