いつもの平和な某日
アトリエにちょっと早めに行って、カリキュラムでも考えようかなぁと
アトリエ内には数日前の油絵クラスの絵具箱が棚からはみ出していたり
パステルの箱が床に置かれたままになっていたり
もう、しょうがないなぁと
床に置いたままのパステルの箱を棚にポンと置いたら
ドササササッ!
と…











私がパステルを置いた下に重ねてあった10個以上の箱たちがなだれ落ちてきたではありませんか







外箱をはめてあるものは無事ですが、輪ゴムで留めてさえいない9セットはバラバラの惨状
1300本以上のパステルさんたちが床に飛び散っています

お正月に替えたばかりの白いカーペットは150色のパステルの粉が混じって緑系の褐色に染まっています

ふむふむ、加法混色の原理で褐色になるんやな…って、感心してる場合ちゃうやろー!
あまりの事にもう、涙も出ません
とりあえず、ざっくりと素手でつかんで箱に分けました ああ、もうメチャクチャや〜🥹手も汚れとる〜

あぁ、もうすぐレッスン開始の時間だ
生徒さん来ちゃう
どうしよう・・・
そうだ
こどもたちに手伝ってもらおう…
ここは、普段からつちかっている人望をフル活用して

チガウチガウ
パステルを片付けることの深い意義をこどもたちに説明して、意味ある充実した時間にしてもらおう!
と、秒で考えました
それはこんな感じ
◯パステルをひとつひとつ触ることは普段触れない画材との出会いで貴重な経験になるよ
◯赤🔴や🟦、🟡や🟢などの色のグループ分けをすることで色のお勉強になるぞ
◯元々は洋子先生の失態ではあるが、画材を管理することの大切さもこの機会に学んでもらうことができるよ

あっ、車の音が聴こえた
「こんにちはぁ」
「こんにちはぁ」
つづく
