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岡山県立美術館では、岡山県出身で現代アート作家の中原浩大さんの展覧会を開催中です。

中原さんの作品については私ごときが語る資格などないのですが、
現代、巷に現れている現代アートの作品は中原さんの影響をかなり受けているのではと感じます。

今日は、やはり美術家の関口敦仁さんと中原さんとの対談があるということで出掛けてきました。

会場は熱い美術ファンや美大生などでほぼ満席。

…ん?
参加者数名の手元に何故かリンゴやパパイヤなどのおいしそうな果物があります。それなあに…どこでもらったの…?
q(^-^q)

人間って、食べ物には即座に反応してしまうのですね(*゜ー゜)ゞ⌒☆

レクチャーを経て、わかりました。
じつは展覧会を見ていなかったんですが、作品の一部だったんです!

「ある展覧会で、ドナルド・ジャッドの隣に置いてもらったんですけどね」
と、中原さん、サラッと。

中原さんの作品には、だんだん腐ってゆく、生ものが時々使われますが、これはなん十個かの果物を串刺しにした作品の一部で、普段はほかの美術館に展示されているそうです。

傷む前に取り替えるそうで、この穴あきのりんごは作品の一部だったんですね。

熱心な美術ファンが、それをもらっていたというわけ
(^_^)

レクチャー会場の入り口には残りの穴あきりんごがふたつ。

中原さんのような現代アートは一般の方には、馴染みがないかもしれませんが、ボランティアの案内役の人に尋ねたり、図録を読んだりして新しいことを考えることに挑戦すると、ワクワクしますよ!

会場には珍しい、古いプラモデルも作品として置いてあります。
月面着陸したアポロとか、古いロケットとか、なぜかスリーマイル島の原子力発電所とか。