風景画や水彩画はイギリスのものがよく知られています。
たとえば19世紀イギリスの画家コンスタブルは今にも雨が降りそうな空模様の間に晴れ間がのぞいている、変わりやすい天候を描き出しています。
同じくイギリスの画家、ターナーも(ターナーという画材メーカーまであります)蒸気、雲、けむりなど不安定な気象などを描いた画家として知られています。
ということでこの日の津高台教室の野外スケッチは降水率30%?それとも50%?という曇りもようの中で行われました。
“外で写生”
というとガンガンの晴天がよいと思っている節がある我ら日本人ですが、印象派の鮮やかな絵画の影響も大きいかもしれません。
オトナの心配をよそに、こどもたちはお外がうれしくてたまんない様子。
「先生っ、ブランコしてきていいっ?!」
全員が集まるまでの短いあいだでもじっとしていられません。
しかし、そこは躾が行き届いた津高台チーム、先生の話はしっかり聴いて制作が始まりました。
この日の場所は、公園のなかに深くすり鉢状になった珍しい地形を有します。

