アートゼミこども絵画教室の日記-TS382277.JPG
「お外に、竹を使って大きな顔を作りたい」


と、年長さんS君のアイデアから始まって、
同じ幼児クラスのみんなで作り始めたおおきな顔。


さて、どんな顔を作ろうか…


ということで筆者が見つけたのは


阿修羅展で最近話題沸騰の“仏像”の本でした。


竹の代わりに廃材段ボールで顔の基礎をつくり


パンチパーマのような螺髪と呼ばれる巻毛を作り


顔には和紙を貼り、そこに墨汁で着彩している様子がこの画像です。


今日の日記では

アートゼミ主宰の高橋昌人のカリキュラム解説を掲載いたします。



(高橋昌人)
仏教の意味は


大きなテーマは煩悩との戦いです。



とかく一人よがりになったり自分の想いが空回りになりがちな今どきの世の中


何かに帰依するという概念・教えは仏教の大事な考え方ではないでしょうか。



そういう視点からみるとエコも共生という考え方も仏教の教えと共通点が多いのでは。



今回制作した作品も
段ボールの再利用と自然素材の和紙と墨。


墨は自然のものが燃えて出来たものですから

再利用と自然物が融合することで



作品を通して本当のエコの意味を考える機会をこどもたちに持ってもらえたらと思います。