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いつも思います、

何で美術大学受験(筆者受験当時)には、美術予備校でオニのように難しい、真っ白な石膏像デッサンをやまほど描き、


油絵だって絵具キャンバス代やぼうだいな時間や知力労力を要して描き、


自分の理解のため、人にも説明できるように美術史も勉強したり本を読んだり


また美術は西洋のものも多いから英語も勉強し、


昔は20何倍かの倍率だった多摩美の絵画科を卒業しても、


こんなにがんばったのになぜ


美術関係や絵を描く人は


3の倍数ではないけれど


人々から“アフォ”と思われてんじゃないかという疑念が(筆者は)拭えないのか。


でも、今日、仕事でふれあいセンターに来てこの非常口のマークを発見し


まだまだ説明不足だと思ったのでした。


日本全国のどこにでもあるこのマークは


多摩美の広報誌によるとたしか、筆者よりずっとずっと先輩の、グラフィックデザインの方の作品


声を枯らして叫ぶよりこのマークを見たら、

おぉ、非常口♪!ってわかるよね。


恥ずかしながら筆者も皆さんと同じく、多摩美の広報誌でその事実を知ったのでした。


よくみれば岡山ふれあいセンターだって、


ぐるっとみまわせばそこかしこにアーティストの仕事が世の中の人々の役に立っているのに


手すりひとつにしても、プロダクトデザイン卒の仕業かもしれないのに


かのゴッホさんの衝撃があまりにもかたよって宣伝がききすぎて


アートに関わるとあんなふうになっちゃうのではと


みんなビビってしまうようになりましたが、

ちがいますけん。


こんなふうに色んなカタチでアートは人々の生活やメンタリティを下支えしてるんです。

このブログでもそんなことをいつも


気がつけば書いていたね。