絵を見ることを絵画鑑賞といいますが、どうにも硬いこの語感、なんとかならんでしょーか。



一昨年、岡山県立美術館にも来たアメリア・アレナス女史の鑑賞セミナーは、鑑賞者みんなを巻き込む


まるでライブのようなたのしく動きのある鑑賞会でした。


筆者、定員イッパイだったために一般向けの、スライドを使った鑑賞セミナーに行きましたが


筆者の持っている美術に対しての固定概念を揺さぶるような、いろんな角度からの鑑賞の解釈に


目からうろこが落ちるような感覚を感じたもんです。


いろんな時代のいろんな作品を、フラットな視点でみんなで鑑賞していく鑑賞法は、あるいみ若干の危うさもなきにしもあらずと、筆者私見ですが感じましたが、


まずはじぶんのことばで思ったことを発言することの大事さも同時に教えてもらって、かんしゃ、感謝。




これは今から300年ちょっと前のオランダの画家、フェルメールの絵。


何年か前に、フェルメールの「青いターバンの少女」をテーマにした伝記映画がありましたが、


今の私たちの時代や雰囲気や、習俗のちがいもあわせて見ると、ほんっとにガイコクって感じがします。



今日の円山アトリエでは「ダ・ビンチ」の仕事(絵画、設計、解剖、彫刻、その他色々)を見てもらいましたが


遠いとーーいむかしと今では「絵画」の意味が違っていたんだヨーー、なんて話も子ども達の好奇心をおおいにくすぐったようです。