筆者、先日娘の高校卒業式に行ってまいりました。
ながーいながーい制服着用教育期間の卒業式ですから、感銘もひとしお、
奇しくも筆者自身も何十何年か前の今日、同じこの体育館で卒業式だったのでした。
自分の時は、ぜんぜんカラッとしていたのですが、今回は様子がちがいます。
しかし、それ以上にウルッと来ておられたのが実は担任の先生お二人(一クラスに二人担任)でした。
卒業生に向けてしていただいたお話の中に、とてもいい話があったのでちょっと抜粋してご紹介させていただきます。
ひとつは
体育祭の仮装行列のセットの一部に使用する予定だった大きな布(生徒が共同で縫い合わせた)は、
当日風が強く、使用できないまま廃棄処分になったのですが
先生は休みの日に学校のゴミ捨て場まで行きそれを拾って今日のいままで大事に保管していたそうです。
人生に無駄なものなどなく、行為が大事であり、使われなかった布も、それを縫った人がいる、ということをクラスのみんなに伝えるため、見せようと思っていたそうです。
無駄ダラケに思えるアートの制作過程にも、全く同じことが言え、
そうだそうだー!と、オタケビをあげたくなった筆者。
こんないい話をしてもらえるなんて、めったにないかも。
もうひとつは、もうお一方の先生ですが
自分はいままで、イマイチなにをしても自信が持てなかった、と。
こんなことを言うのは大変勇気がいったのではないかと思いますが、あえてはずかしいことを言ってくださったその姿勢に筆者感動。
しかし、昨年、一つ自信が持てることが見つかった。
みんなもそんなことを見つけてください、と。
そう、自信ってそうそう見つかるものじゃないんですよねー。
筆者このトシになって逆に痛感。
いいおとなになってから、いままでの成果として見つけるのがホントーの自信かも。
