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先日ブログに書いた

ジョン・ケージのYouTubeの動画

“4分33秒”を

早速ケンサクした、好奇心の強い筆者母、

赤田さんみたいた楽しい演奏が繰り広げられるのかな、と思ってワク×2しながら動画を開けると

そこには4分33秒の間

指揮棒を構えたまま休み時間に汗をハンカチで拭く以外は動かないオーケストラと指揮者が動画として静止状態でいたもんだから


「あんった、ありゃなんでぇー(岡山弁で、あなた、あれは何なの?の意)」

顰蹙を買った(正確に言うとジョン・ケージが筆者母の顰蹙を買った)筆者母です。


まぁ、もともとの狙いは大まじめにそれをやることで人々を笑わせたり、顰蹙を買ったりが狙いなのですから


筆者母のような人はいいお客さんです。


ジョン・ケージのみならず、

筆者も

「あんった、そりゃなんでぇー」

な目にずっとさらされてきたわけなんですが、

常識を覆したりはみだしたり実験したりしながら新しい価値を創るのがアートとしたならば

「そりゃなんでぇ」度数が高いほど(もちろんクオリティは必須だけど)面白いって話です。

やる方も勇気が要ります。


もちろん、今の話は大人のある一定レベルから上での話ですから


こどもの段階で、「ありゃ・なんでぇー」はちょっと違います。


今だから言いますが

学校で中高生を担当していると時々、

作品内で、
ていねいに直した方がよいと思われる箇所を指摘したら、

冗談だとは思いますが「私はこれでいいんです、これが芸術だから」と言う生徒さんがよくいて


先生の立場では
これのどこが芸術なら、ボケ!(岡山弁で、これは芸術とは言いませんよ、もう少しよく考えなさい。の意)」と言うわけにもいかず、

普段からのアートに対する認識や価値のきめこまかな説明の必要性を感じておりました。

とりあえず先週から

いちにち一枚絵を見るぞ、月間てことで

アートゼミの生徒さんには2歳から小6まで

レッスンのはじめに何かしら絵を見てもらいます。

何か月か続けたら

吸収の早い、成長期のこどもたちは

かなりの教養が身につくって寸法です。


絵は上手くなるわ

教養はつくわ

家族間の話題は豊富になるわ

そう、アートとは幸せになるツールであるはず。


過去にはそうでないかのように誤解された時代もありましたが、今や21世紀だし

価値感も変化しています。


さーて、今日の画像は津高台のMちゃんのお家、

よく見るとすみっこにコンセントの差し込み口がついてるんですよ。