先日は500年前の画家、デューラーの銅版画を紹介しましたが、今日は木版画です。
白黒でつまらん、と思ってる人、そんなことないですよ~
よくみるとめっちゃヘン、ヘン、変な絵。
何が変なのかはよーく目をこらして自分で見つけてください。
どーみても変だから。
これは20世紀のやっぱりドイツ出身の画家(ドイツ人って細かい作業得意なんですかね)、
マックス・エルンスト。
この人も絵画史上、ものすごく大きい足跡を残した人。
顔も男前で、アメリカの超お金持ち、ペギー・グッゲンハイムにぞっこん惚れ込まれ、ナチスドイツから
命からがら亡命したのを助けてもらったばかりではなく(作品が社会風刺的だったのが当時の政府ににらまれた)、
作品も多数購入、個展も開いてもらっちゃってるんですから(後に結婚、その後離婚)
画家の風上にも・・・置けるか。( ̄_ ̄ i)
グッゲンハイムと言えば、たしかニューヨークのグッゲンハイム美術館が超有名、
筆者も行ってみたいなあ。
話それましたがこの絵エルンストが地道に木版したわけではなく、雑誌か何かの木版画を切り貼りして
楽して儲けるスタイル・・・スーだラ節の植木等さんではありませんが、超手抜きをして作り上げたコラージュ。
その辺にエルンストの頭の良さがうかがえます。
楽して儲けるには、頭を使って考えないとね!
エルンストは哲学科出身だそうですよ!?
