ちょっと前に話題にした画家クリムトの映画を見てきました。
どうだった?
館内の99%が男性 (・_|、女性が多いんじゃないかとふんでいた筆者、ちょっとひるむ。
主演はジョン・マルコビッチ(マルコビッチの穴という映画で話題になった演技派俳優)。
映画はいきなし目一杯妖しい(ポスターのイメージどおりでした)感じではじまりますが、なんとかそれをクリアしてみていると、弟子エゴン・シーレとか哲学者ビトゲンシュタインとか出てきて、美術史を少しでも知ってる人はウケるかも。
20世紀初頭当時のウィーンの猥雑かつ退廃的で自由な雰囲気のなか、好き勝手やりたいほうだいに見えるクリムトさんなのですが、映画の中では憧憬(あこがれ)の対象として描かれているように見えます。
身近にこんな自由奔放な人がいたら多分眉をひそめるでしょうが、他の誰にも負けない優雅な線描からなる彼の作品は
、「まっ、許してあげよか」と人々を唸らせる何かを持っている気がします。
そんなカッコよさがクリムトの魅力でしょうか。
余談ですが、クリムト本人は決してイケメンでも美男子でもなく、どちらかというと普通のおいちゃんの風貌でした。
…はっΣ(T▽T;)こども絵画教室のブログってことを忘れるとこでした…!
その昔、有名な二科展のオープニングは、画家たちが半裸のダンサーをお御輿に載せて銀座を練り歩くというとんでもないパフォーマンスをしてたとか。(屮゜Д゜)屮(当時の二科の画家たちは日本美術界の重鎮になってます)
…芸術はもともと大人の楽しみなのですから。
お子さんがきっかけとなり美術・芸術に触れる機会を得た方は、一生飽きない楽しみをみつけたのと同じこと。
いろんな切り口から楽しんでみてください。
画像は本文とはまったく関係ない、アトリエ所在地円山にある曹源寺の枝垂桜。
三月下旬に咲くから、オニギリ持って親子で、おともだちと、行ってみよう!