日本人の間では割と有名(絵が高く売れた、とか、自殺したことなどで)なゴッホの絵。


見たことのない絵もはいっているでしょ?



下のデッサンもゴッホの作。



上手いです。



ゴッホ的と言われる生きかたはみんなの思う20世紀の芸術家像にかなりの影響力を及ぼしているんですが、意外とみんなそこには思い至らないのが実情。


しらんまに当たり前になっているんですな、


絵描き・・・変わった人、社会にとけこめない。

    ・・・死んでから有名になる

    ・・・貧乏、と言うか、お金儲けにまい進するなんて純粋じゃない!とか


芸術・・・主観が大事、美術の先生が少々講評しても、私はこれでいいんだから絵を直さない!とか



筆者、高校中学の現場で美術の授業に携わることもありますが、よくこんなまちがった意見に遭遇します。



けっして子どもたちが悪いわけじゃないんですね。



たぶん親御さんがそんな認識なんだと思います。



じゃあ、親が悪いのか?



そんなことありません、だっておやごさんはいっしょうけんめい生きてきて、世の中の情報をフツーに受け取ってきただけだから。



いちばんがんばんなきゃいけないのは美術関係者、美術大学、学校の美術の先生、私たちのような絵画教室、

そして作家(画家)の人たち。



よのなかの風評を「ちがうよー!ゴッホは実はとても戦略的で意図的に作品を作ったんだよ、けっして衝動や感情にうごかされてしたわけじゃないよ。」

・・すくなくともそんな説明から始めないとね。



こんなに変化してる世の中で、美術だけが昔のままなんておかしい!



これからの世代がもっとハッピーになれて、役に立つ、そんなアートのあり方を創って行くこと、



もう、岡山の地元でも若い世代のアーティストにはいろんな発表の動きがみられます。



天神山文化プラザなどの安い公共施設や、ギャラリー、アトリエでも紹介していますから足を運んでみてください。




王侯貴族や宗教のものだった美術からはじまって、社会風刺、また文化人の知的ゲーム、政治的なツールに使われる、など

アートの歴史は社会の動きとかなり結びついています。



少ないすぺーすでは語りつくせないゴッホを通してイマを未来を考える・・って講義を


川崎医療福祉大学の芸術学でアートゼミの昌人先生はしています。


アトリエでも子どもたち、お母さんたちに、未来のアートのあり方について少しずつかたっています。