この二枚の絵の作者は共に女の子ですが、左は2年生、右は5歳です。
どちらも背景には青い空。
セルリアンブルーをつかうとこんな感じになるんだけど、どうして楽しげな絵になるんでしょうか?
青い空を見上げるとき、子どものときのそれは、たいていが楽しい記憶にむすびついているのかもしれません。
海水浴でヘソ天でプカプカ浮いて空を見てるとき、
運動会でおにぎりを食べながらお昼休みに見た青空、
初夏から秋までの抜けるような空の色が、ちょうどこのセルリアンブルーなんですね。
ちょうど昨日、岡山の某デパ地下にて原爆展というのをしていて、ほんの60年ほど前に真夏にあった事なのですが、その記録画には青い空など一切出ていず、そういえばピカソのゲルニカの絵も、モノクローム(白黒)だったなあと思うと、青がゆったりと使える状況は幸せなのかなと感じてしまいました。
これは筆者の全くの主観です。