亜熱帯地方のような最近のニッポンですね。
この二人、タチヒという常夏の島の住人。
いまから約100年前にフランスのゴーギャンという絵描きが何もかも捨ててタヒチ島に渡りました。
そのゴーギャンが命がけで描いたのがこの豊かな感じの絵。
なれない土地での生活で体を壊し、早くに亡くなりましたが、彼の功績は後の絵の世界にたくさんの後輩を残しました。
フォービズムという絵画の流派のもととなり、マチスなどにつながり、ムンクへと、そしてクレーなどの抽象絵画を生み出す元となったのです。