これは20世紀ドイツのパウル=クレーの水彩画。


題名は「フーガ」。


フーガとは音楽の言葉で、ひとつの旋律が微妙に変化して連なって演奏していくことをいいます。


この絵では壷などが変化しながら連続しています。


色の濃淡や形の重なり合いを用いて時間の経過を表現しています。


ちなみにこの絵では、左から右に動いているように見えるでしょう。


この作品で、音楽好きのクレーが絵画のなかの音楽的要素にいかに着目していたかよくわかるでしょう。