前回に引き続き、この2まいもパウル・クレーの作品です。
いい大人がこんな絵を描いています・・・なんて乱暴な言い方ですが、
もし筆者がクレーだったら
イタズラ心も潜めながら、
「いい大人がこんなの描いちゃってるよ」
と独りごちながら描いていたと思います。
3歳から5歳のお子様をお持ちの大人の方、お子さんがこんな絵を描いているのを見たことがありませんか?
かわいいな~と思って大事に大事に引き出しや押入れに保存していませんか?
意味不明の記号、数字のような形、単純な描線、
これらは幼児の絵に特徴的に現れるモノです。
クレーは自分の子供の絵をモチーフのように観察し、自作に取り入れていったのではないでしょうか。