不気味な仮面やガイコツの群像・・・・。




絵画作品・・というよりは何だかマンガのようですね。





これは、ジェームズ・アンソールという20世紀を代表するベルギーの画家の絵です。(セザンヌやゴッホと並ぶとも言われています)

日本ではセザンヌなどにくらべるとそんなに有名ではないようです。



アンソールはほかにも骸骨を使った風刺的な絵や、童話を下敷きにした絵などを描いています。



日本人の一般的感覚からいくと、ちょっとブキミ・・。



しかしこどもは意外と、ガイコツとか仮面などはけっこう好きです。



ガイコツがブキミというのはいつからいわれだしたのでしょうか。



チベットではお寺に、生命の象徴としてのありがたい壁画に陽気なガイコツが登場していたり、

メキシコでもそれに似たような使い方のものもみられます。



日本でも明治時代にはガイコツをモチーフとした風俗がはやり、ユーモラスな扱い方をされたそう。



ひとつのモノでも時代や文化でいろんな意味があることをしっていると、

絵を見るときに楽しく自由に見たり考えたりすることができますよ。