きれいな絵ですね。


これは、倉敷の大原美術館のなかでもかなり貴重な作品、ギュスターブ・モローという人の水彩で描かれた小品です。


おおよそ10センチ×20センチに入ろうかというちっちゃな作品ですが、存在感は圧倒的。



日本広しといえどもこんな作品を持っているのは大原美術館くらいじゃない?・・・というぐらいです。



作品の色合いや雰囲気の気高さに思わず気をとられてしまいますが、よく見るととってもセクシーな出で立ちですね。


日本でこんな格好をしている人がいたら多分びっくりしてしまう事でしょう。



もちろん、これが描かれたヨーロッパ(フランス)でもこんな格好をしているひとにはまずお目にかかれません。






この絵は“夢”なのです。





使っている画材は透明水彩絵具、大変繊細で、色つきが薄い絵具。


霧のようなもうろうとした表現にぴったりの絵具です。


有名なところでは、イギリスの「ターナー」という絵描きさんが、これを使って蒸気機関車の蒸気や、霧なんかを描いています。



教室では現在小学校4年のY君が今月から透明水彩にと取り組み中。



素敵な作品が完成したら、また発表いたします。