こんばんは。

長い方は、今日から大型のゴールデンウィークだそうですが、

Langue de chatは、休み無く営業しております。


本日も、新しいお料理の紹介と参りましょう。


Bistrot Langue de chat ブログ

徳島県産鮎と西条産ういきょうのエスカベッシュ


今年も、夏の定番メニューである、エスカベッシュを始めます。

エスカベッシュとは、洋風南蛮漬けです。

フランス・スペインなどで、広く親しまれているお料理で、

日本でも、色々なお店で見かけますね。

魚は徳島県産の鮎を丸一匹。ういきょうと合わせて、さっぱりと召し上がって頂ける一皿です。


Langue de chatとしては、初めての淡水魚料理です。

シェフいわく、


「愛媛の魚屋に並んでいる魚は、全ての魚をレシピ構築をする勢いで、片っ端から手を付ける。」


らしいです。

最近、やたらと西条へ、買出しに出向いているシェフですが、

産直で、この鮎を見つけた時、

今までは、全く目に留まらなかったそうなのですが、

新しい視点を持つという、自分の中のコンパスが、

この鮎に、大きくベクトルを向けたそうです。


おそらく今後、この鮎を使った料理、第二弾、第三弾が登場する予定です。


本日お召し上がり頂いたお客様には、大変喜んで頂きました。
いかがでしょうか。



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ブルターニュ産シャロレー種仔牛舌のミジョテ(ゆっくり煮)スープ仕立て ガルビュール風


フランス産牛肉の輸入が解禁になってから、スネ、オングレ、と仕入れてきた、シャロレー種仔牛肉です。

そして、今回は舌です。仔牛ですので、肉質は繊細で柔らか、色味も綺麗で、上質です。


この仔牛舌を、じっくり、ゆっくりと煮込みました。

ガルビュール風とは、フランス南西部の家庭料理、「ガルビュール」のことです。

生ハムや、鴨肉のコンフィ、トゥールーズ風ソーセージから出汁を取り、たっぷりの野菜や豆を使ったスープです。

(Langue de chatでは、コンフィを仕込んでいないので、代わりに、フォアグラの端肉が入っています。トゥールーズ風ソーセージは、この料理のために、シェフが、自家製ソーセージを仕込みました。)


仔牛舌が届くまでは、赤ワイン煮込みにする予定だったのですが、

あまりの肉質の良さを目の当たりにしたシェフが、もっとその肉質が生きる煮込みに!と、

考えたのが、このガルビュールと仔牛舌のミジョテの組み合わせです。

牛舌は、日本では、人気が高く、どちらかというと、高級なイメージの部位ですが、

フランスでは、大衆的な食堂等で供されることの多い部位で、庶民的な料理になるのだそうです。


ですので、牛舌に関するレシピを拾おうとしても、なかなか例が少なく、

推敲に困難を極めます。

創作的立場に立って、イメージしたのが、このお料理です。

ミジョテという、家庭料理の基本的な料理方法と、ガルビュールという地方料理の組み合わせによって、

創作的な意味合いも込めながら、日本人から見た、フランス田舎料理へのオマージュとなっています。




本日お召し上がり頂いたお客様からは、絶賛していただきました。

いかがでしょうか。




今年も、ついにあのワインが入荷しました!!


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毎年恒例のルイジュリアンが、昨日入荷しました。

Langue de chatでは、ルイジュリアンの入荷を祝し、試飲を兼ねて、シェフとワイン担当Y・Yが頂きました。


※ルイジュリアンとは・・・。


今年で3年目の扱いということもあり、

このブログをご覧頂いているお客様には、ご存知の方も多いかと思います。

フランス・ローヌの生産者、ルイ・ジュリアン氏の造る、自然派のテーブルワインです。


ルイ・ジュリアン氏は、元々、品種改良の専門家です。

地球温暖化に対応できる、ブドウ品種の開発にも努めているそうです。

ボトルは、フランスの牛乳ビンのリサイクル、

ラベルやキャップもリサイクル品を使うという、バリバリのエコロジストです。


そんな彼の造るワインは、地元村民の間でほとんど消費されるという、素朴なテーブルワインです。

村民たちが、彼の元に、タンクを持ち寄り、リットル単位でワインを購入して行くそうです。

フレッシュで、力強い、ブドウ本来の美味しさを味わえます。

また、発酵中に生成される二酸化炭素を意図的に残しているため、微発泡しています。


シェフも、ワイン担当Y・Yも、大好きで、肩の力を抜いて、いつもの仲間と楽しく飲みたい、

格付けワインとは違った魅力のあるワインなのです。


ちなみに、ほとんどが地元消費用で、輸出自体が少ないワインですので、

毎年、仕入れは割り当て制です。

ですから、仕入れた分が無くなり次第終了、来年まで入荷待ち、という具合になっています。

例年通りの数が入れば、夏の終わりぐらいまでは、メニューに載せていられると思います。


この機会に、是非!お召し上がり下さいませ。


それでは、皆様、素敵なゴールデンウィークをお過ごし下さいませ・・・。


ワイン担当Y・Y