「お~いニコラ」


Bisonは、メッセでドイツにいるニコラ・ナニーニを呼び出した。


「なんですか、Bisonさん」

「この前のミーティングでお前が言ってたミニガン用の特殊弾丸、
  仕上がってるからハマーにでも取りにくるように言っといてくれ」

「ありがとうございます。じゃあ早速連絡しておきます」


「それとだな、今Justiceの黙示録を小説風に書いてるんだが」

「黙示録? それをいうなら回顧録でしょ^^」

「そうなのか? 

    まぁ、私的には黙示録って方が字のイメージが合ってる気が・・・
        まぁいいや、それでだ、
            私が書くとどうしても小説風にしかならないんだな、これが」

「う~・・・ム、言ってる意味は何となく分かる気がします。
                でも、それも味があっていいんじゃないんですか^^」

「いや、それじゃ私が満足出来ないんだ。

           きちんとした小説に仕上げたいんだよ」

「ほうほう」


「でだ、私が書いたモノを原作としてニコラ、

            お前が脚本して小説に仕上げてくれないか?」


「執筆補助ということでよければ引き受けましょう。
           原作と最終執筆はBisonさんがやるとして。
              その原作をもとに脚本を追加したり、
            演出面でのサポートをするってことならかまわないですよ」


「ありがとう。ご協力に感謝だ。
 では、お前が以前、

      ビヨンド・ゲイザーのHNで書いてた引用文章 も、

                          修正しておくぞ」

「了解です」


次にBisonとニコラは、明日決行されるアドバン達の任務について語りだした。

 元国防総省長官から、ワイマール博士の存在を知りえたJusticeは、博士を証人として国連議会に出廷させる為、博士の身柄を国連に引き渡す事になった。ワイマール博士は、10数年前、ある機関の言いなりとなってインプラントによる人体実験を実際に行った人物である。


 その博士が国連議会に出廷するという行為は、ある機関の人間達にとっては大きな脅威であり、何としても阻止せねばならない事態でもあった。