ボリショイにいない二人のスワン | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまおはこんばんちは!

 

すごいことが起こりましたよ!

 

バレエ学校の説明をまずしますと

去年までいた小学部では2クラスあって

クラス替えなどはなく4年間同じメンバーで

学びます。

 

5年生になると退学していく生徒と

新しい生徒が外部から受験してくるので

もう一度クラスが編成されます。

 

長女は今回Aクラスに振り分けられました

 

長く親友だった子と離れてしまったと寂しそうにしていましたが

私たち親はちょっと安心したのです

 

なぜなら親友は悪い子では決してないのですが

(親友と言っているのでそうでないと願っている部分もあります)

長女から宿題の回答を催促したり一緒に授業をさぼろうと

持ちかけたり…

 

子どもならまあよくあることかもしれませんが

長女は結構素直というか真面目というか

さらには低学年の時はあまりロシア語も完ぺきではなかったため

押しの強い彼女に振り回されているような印象を

担任の先生が持ったそうです。

長女と親友の宿題の回答が一時期全く一緒で

担任から連絡が来たときに話し合いが持たれました。

 

先生は長女の方が親友に回答を要求されていると確信してました(笑)

 

そして

悪い子ではないけど

距離をもって付き合った方がイイかもしれないと

進言されたのです。

 

そうはいっても、本人は親友と思っているわけですから

無下に仲良くするなとは言えませんよね。

 

私からは「親友だけど全部いうことを聞かなくてもいいんだよ」

と伝えておきました。

 

自分の頭で判断して誘われても

いけないことだと思ったらやってはいけない。

大したことではないですよ。

帰り道に寄り道しようとか

休みの日に遊びに来いとか…

遠いから遊びに行けないと私が長女に伝えたら

二人のチャットで

「親に黙ってくればいいじゃん」というような感じなんです

 

親友にはお姉ちゃんもいて

もうバレエ団に入ったか

上級生か…確か妹もいたような・・

 

親友は最初の試験を見学したときに

あまりにも足がきれいで

この私が呼び止めて称賛したくらい

 

「ザハロワ」というあだ名で呼んでました。

 

ただ、最初は体が硬くて後ろの方にいたんです

(試験の並びはうまい子から前列)

 

それが4年生の最終試験で最前列まで

追い上げてきたんです。

 

すごいことです

 

そして今回クラスが分かれたのですけど

ここでまたバエレ学校特有の暗黙の了解があります

 

それが、2クラスあったら

どっちかが優

もう一つは劣というものです

 

もちろん勉学ではなく

身体能力の方です。

 

今回最前列の2人(長女と親友)が

離れたことでどっちが優か劣か微妙なところでした

 

でもAクラスの方が編入してきた子が多いのです

 

編入してきた=受験してきた

子たちなので元からいる子よりも

素質があると見込まれた傾向が高いと判断できます。

多分ね…

 

そんなわけで!

 

クラスはなれちゃったね!と内心ほっとしつつ

学校へ送り出した初日

 

帰宅した長女が一言

 

「親友が来た」

 

最初は意味が分かりませんでした。

 

話を聞くと

始業式とその日の午前中の授業までは

彼女はクラスにいなかったのに

 

バレエのレッスンが始まったら

Aクラスに入ってきたそうです。

 

長女は意味が分からず

最初は親友だとは思わなかったくらい

違和感があったとか

 

でもよくよく見ると当人で

レッスンの後、Aクラスに移ってきたというのです。

 

初日に!

 

そんなことある??

 

もしもこれがあるとしたら

バレエの先生が要求したのかもしれません。

 

バレエの担任は二クラス別々で

担任が「この子が欲しい」と思ったら

引き抜くことが可能なのです(ロシア人談)

 

初日にこんなことが起きるなんて

信じられませんが

担任がもともと目を付けていたのなら

話は別です。

 

つまり、親友は先生がクラスを変えてでも

指導したいと思われた子なのです!

妄想です。

 

さて、親友でありライバルになった(妄想です)

二人の今後の展開をお楽しみに!!

 

二人で主役を奪い合う未来が見える!

(ひどい妄想です)