犠牲の先に犬がいる | パパはバレエダンサー

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パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまおはこんばんちは!

 

あっという間に5月が終わろうとしている。

 

さて、犠牲だなんて言ったら怒られてしまいますね。

 

でも、本当に今回はこのク〇忙しいときに

重なってしまって、随分といろんなことに振り回されました。

 

わんこのせいでは全くないので

落ち着いてください。

 

そうそう、この記事は過去の出来事なので

現在とはちょっと状況が違います。

 

みなさまご心配されていると思うので

マンガ的にはばらさない方がいいと思うのですが

仕方ありません。

 

現在、わんこは「ミラ」という名前をもらって

治療中です。状況は優しくはありませんが

なんとかつらい治療も乗り越えようとしています。

 

温かく見守っていただけると嬉しいです。

 

さて、温かくないのは我が家の懐事情です!

 

動物の治療費は日本では保険があるほど

高額になってしまうことがありますが

こちらは日本ほどではありませんが

やはり経済状況を考えると高額であることには

変わりありません。

 

ひょんなことから動物病院に行くことになった

ロシア人と迷い犬。

 

時刻は深夜。

 

ボロボロのジャーマンシェパードはもう車から自力で降りることはできず、大人4人で持ち上げ診察台に運んだそうです。

 

前回も骨折の様子を書きましたが

手術はするかしないか、というより

できるかできないか?の問題かもしれません。

 

とりあえず、今はできないので

このまま様子を見ようということになりました。

 

傷の洗浄と消毒、塗り薬

抗生物質に何本もの注射。

10日間は家でも日に2回5本の注射を打つように

大量の薬品と薬をもらいました。

 

さて、迷い犬とは言っても

無料で治療を受けさせてくれるほど

ここは優しい国ではありません(笑)

 

治療費はロシア人持ち

もちろん、「家で注射打つ」の

家とはウチのことです。

 

すべてを終えて帰宅したのは深夜1時でした。

 

気になる治療費ですが

まあ大体日本円で1万円しないくらいでした。

この日は

!(でも日本の1万円はこちらでは5万から10万くらいの気持ちになります)

 

そこから毎日病院に通い

ある日の会計は300円(注射2本、塗り薬と診察)で

さすがに「安い!」と思いましたが

 

残念ながらほどなくして

骨折した骨が筋肉を突き破り

大量出血してしまい

手術を余儀なくされました。

 

なるべく早く手術が必要でしたが

骨を固定するための部品が見つからず

数日待つ必要がありました。

 

それでもたくさんの獣医師さんの力を借りて

何とか使えそうな部品を取り寄せることができました。

 

最初に提案された部品よりも

だいぶ安いものが手に入ったのは

ラッキーでした。

 

旅行どころか、ジャガイモ生活を余儀なくされるところでした!

 

金銭面の犠牲は時がたてば

笑えるくらいの話ですみますが(本当か!?)

 

残念だったのが

迷い犬の治療のためロシア人が身動きできず

長女の卒業式や卒業公演、姪っ子の誕生日会など

ことごとく参加できなくなってしまったことです。

 

一生恨みます。

 

わんこじゃないよ♪

 

まぁまぁ「わんこが大変なんだから仕方ない」と

思える私なので恨みはしません。

 

本人も大事なイベントを泣く泣く欠席しなければいけないのは

残念であったはずです。

 

病院通いや投薬も時間を取られる要因ですが

なによりわんこがロシア人が見ていないときに

包帯を引きちぎって傷を舐めるわ、歩けないハズなのに

野良猫を追い回すわ、そのため出血してそこらへんな血だらけにするので放っておけないそうなのです。

 

なんだろう?本当は元気なのかな??

 

いやいや、ハンターの本能が働くんでしょうか。

 

日本だったらリードでつないだり

ケージに入れたりするんでしょうが

そういう発想はないらしい。

 

リードでつなぐっていっても

包帯を引きちぎるのは止められないですしね…

 

なめてしまうので化膿して大変でした…

 

化膿止めとか使ってないのかな??

 

そばにいると平気らしい。

 

犬なのに、猫被っているんでしょうか。

 

ロシア人だって仕事があるので24時間つきっきりでは

ないのですが、わんこが大変だから大事なイベントを

キャンセルするという結構な動物好きであることがわかりました。

 

というわけでわんこのことは

すべてロシア人に丸投げ~

 

なぜならば!

 

私は子どもたちの進級と卒業の準備で毎日

超絶忙しいのです!

 

今日でそれも終わります。

 

ミラも早く元気になっておくれ。

 

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