大きい犬はたくさんいると尚かわいい | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまおはこんばんちは!

 

わんこの続きです!

 

迷い犬情報を出してすぐに連絡が来ました。

 

山の中で犬を保護して

とりあえず家に向かおうとしていたロシア人さんは

家に着いた直後にまた町へと引き返すことに

なったということです。

 

時刻は22時。

町に着いたら23時です。

 

連絡をくれた女性はジャーマンシェパードの愛好家

兼ドッグトレーナーをやっているということで

 

そこにはすでに4匹のジャーマンシェパードがいました。

 

5匹目が逃げ出してしまったようです。

 

逃げるような環境にするな!と思われるかもしれませんが

お向かいのジャーマンシェパード、ジェシーも

子犬のころ盗まれたことがあったので

一概に飼い主さんのせいともいえないかもです。

 

しかもノーリードで散歩している人もたくさんいます。

 

ジェシーは放浪中??散歩中?にうちに侵入して

我が家のチャコットのご飯を食べ

「おうちにお帰り」と言っても

腹を見せて居座り、何度も追い出そうとして

最終的に自分の家と反対方向に全速力で走ってって

しまったくらいには

おおらかな飼育環境でございます。

 

牛も馬も羊もノーリードで散歩していますので

まぁ同じ感じです。

 

牧羊犬もいますから

リードなしが当たり前の感覚もあるかもしれませんね。

 

そんなわけで、盗まれれば

自宅と離れた山の中で見つかるということも

ないとも言えません。

 

その女性にはあらかじめ写真を送ったのですが

犬自体の状態が本来の姿と違うため

どうにも判断がつかず

「今すぐ連れてきて!」となったのです。

 

まぁこれが最終的に良かったとは思います。

 

残念ながら飼い主ではありませんでしたが

その女性が今からいける動物病院を紹介してくれました。

 

血まみれの犬を保護して「そんなつもりはなかった」とは

決して言えませんが

飼い主が見つかったと安堵した時間はサッサと過ぎ去り

「自分が病院に連れて行くのか?」という現実を突きつけられたロシア人なのであります。

 

自ら車に乗り込もうとした迷い犬でしたが

もう自力では動くことができませんでした。

 

車から診察台まで移すのに

大人4人で運んだそうです。

 

診察をすると前足の骨が折れているのが分かりました。

 

年齢は3歳くらい

女の子で避妊手術はしておらず

耳にはナンバーが入っています。

 

複数の咬傷があり耳には咬まれたため穴も開いていました。

 

どうしてこうなってしまったのか…

 

とりあえず手術をするか、しないかですが

医者にも判断がつかないということでした。

 

老犬ならば手術をしないと歩けなくなる可能性があるものの

若ければ自然治癒して治ることがある。

 

そして、手術で使う骨を固定するための金具が

この国では容易に見つからないというのです。

 

首都の大きな病院でないのですから

ほかの病院にはないでしょう。

 

国外から持ってきてもらうしかなさそうです。

 

とりあえず、今できることは

薬を与えて静養するだけ…

 

このまま療養できればいいのですけど…

(先週の話です)

 

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