コワい顔の二人 | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまおはこんばんちは!

 

続きです。

 

雨の降り続く森で見つめあう

怖い顔のロシア人と

怖い顔のジャーマンシェパード。

 

どうしたものかと考える。

 

とりあえず車のトランクを開けて

犬に呼びかけてみた。

 

乗ってく?

(フィクションです)

 

幸いにもトランクには何も詰まっていない。

 

猫がボンネットに乗るといつも肉球スタンプが無数につくので

カバーするためのブランケットが敷いてあった。

 

犬は賢い動物だと言われています。

 

怖い顔のロシア人を敵とみなさなかったばかりか

助けてくれる意思をくみ取り

力を振り絞って立ち上がり

自ら車に乗り込もうとしたのです。

 

自分で立つことはできなさそうだと

思っていたロシア人はびっくり。

 

自分を襲いに来る可能性だって考えます。

 

でも車に乗りたいのだとわかって手を貸しました。

 

それでも大きな負傷したジャーマンシェパードを

ワゴン車の高さに持ち上げるのは大変です。

 

何度か失敗したのち

無事に??乗せることができました。

 

ちゃんとブランケットに上に寝そべり

もう微動だにもできないようでした。

 

日も落ちて暗くなる中

車から動物の保護をやっているページに助けを求めました。

 

 

「〇〇で負傷したジャーマンシェパードの成犬を見つけました。

心当たりのある方は連絡してください。」

 

人に慣れている立派なジャーマンシェパードですから

人に飼われていたのは間違いありません。

いなくなればすぐさま捜索願が出ているはずです。

 

するとラッキーなことにすぐさま電話がかかってきました!

 

続く

 

※普通だったら真っ先に病院と思われるかもしれませんが。

ここは山の中で病院までかなり離れていること

時刻は夜の9時を過ぎていて病院は開いていない可能性が高いこと

「飼い主が探しているかもしれない」という

気持ちが勝ったことをご理解いただけると嬉しいです。

 

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