眠れる森の次女①オクルーダーは突然に… | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまこんにちは!

 

久しぶりに4コマ描いた気がしますが

気が付けば10月ではないですか!?

 

年末年末…

 

さてさてぼやっとしていると

エピソード忘れてしまいますので

眠れる森の次女スタート!

 

さて、動脈管開存症という謎の心臓病に

侵された次女の寿命を延ばすべく

手術をすることになりました。

 

ちょうどロシアからカテーテル手術のスペシャリストが

教育を兼ねて(キルギスの医者に教えるため)

こちらの患者数名の執刀をするというチャンスに

ありがたいことに次女も入れてもらうことができました。

 

 

 

心臓と肺をつなぐ動脈管が開いているのですが

普通は赤ちゃんの時に見つかるため

動脈管をふさぐコイルは小さいものを使うことが想定されるそうです。

 

でも次女の開存具合が大きいため

もしかしたらキルギスにあるコイルでは

サイズが合わないかもしれないというのです。

 

その穴がどのくらいの大きさなのかはカテーテルを入れてみないと

分からないそうですが

次女の年齢や血流を見る限り

大きそうということです。

 

大きい穴をふさぐコイル(オクルーダー)は

キルギスにはない。

 

小さいもので合わなかったらカテーテルを2度入れることになるので

それは避けようということになり

次女はロシアから日本製の

オクルーダーを送ってもらうことになりました。

 

送ると言っても誰かくるときに持ち込んでもらう

よくあるヤツ。

 

これ危険だから日本の人は引き受けてはいけませんよ。

 

運び屋をやらされてしまうかもしれませんからね!

 

今回は医療器具なのでそこら辺の人が

もって来たわけではないと思いますが

海外に住んでいるとよく「これを日本のどこどこへ届けて」

とか言われるんですよね。

知り合いならいざ知らず、コミュニティサイトで

〇〇へ行く方!とかで募集されているのは

何運ばされるかわからないので怖いです。

 

みんなよく引き受けるな…と思ってしまう。

 

まだ買ってきて!の方が安全です。

 

脱線しました。

 

そんなわけで、次女の手術の予定は未定。

 

オクルーダーは明日くるかもしれないし

11月になるかもしれない。

遅くても年内には…なんて話になっていました。

 

ロシアの先生帰っちゃうんじゃ??という

疑問に行きつく心の余裕もなく

今か今かと待っているかと思えば

手術の日が来てほしくないような…

 

やっぱり治さなきゃと思いつつ…

 

その日が告げられるのは怖かったです。

 

手術を受けると周りの人に告げると

やっぱり「いついつ??」と気にしてもらえるんですよね。

 

でも明日かもしれないし来月かも…と答えるしかなく

ちょうどそんな会話を友人としていて

「キルギスのことだから忘れたころに連絡くるんじゃない?」

と笑ったところでした。

 

と、その日の夜に病院から電話。

 

明日入院でーす。

 

ご飯は食べずに来てくださーい。

 

ついに来てしまったよ。

 

しかも明日かよ~!

 という感じですよ。

 

いつもこの国は。

 

病気発見から手術まで1カ月しかたっていない。

 

日本だったらこのスピードではできていないかもしれませんね。

 

それが良いか悪いかは別として。

 

でも帰っては来れなかったかも。

手術はしてからの方が大変だ!と

これから先思い知ります。

 

ではしばらく眠れる森の次女にお付き合いください。

 

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