新人バイトたちを育成して会社員を増やそう!(バレエの話) | パパはバレエダンサー

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パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みんなで交換日記楽しいな!

 

っていうかただのネタ泥棒、便乗です。

 

さて、クワトロさんは踊っているとき何を考えているのかと

かいておりましたが私はどうかといえば

 

何を考えているか思い出せない…

 

でも考えてない気もする。

 

なんなら「今日のご飯何しようかな…」とか

考えているときがある。

 

ぼさーーーっとレッスンしているときって

(そんなことあっちゃいけないのですが…)

バレエと関係ないこと考えていること

あるネ!

 

もちろん、久しぶりのレッスンとかで

「やったー!ウキウキ」とか

「このパはすきーー!」とか「きらーい!」とかも

あるかもしれないが…

 

大概それだけじゃない。

 

マルチタスクといいましょうか。

 

決して一つのことを思っているわけではないのです。

 

そして考えるまで没頭してしまうと

体が動かない。

 

皆さんの頭の中が本当はどうなっているのか

知る由もありませんが

 

一つのことだけがいつも頭の中を占領しているわけではないですよね…

 

バレエだったら

音を聞きながら次のパを思い出し

そのときの注意と方向、場所、目線、形

いろいろいろいろ同時進行。

 

同時進行じゃないにしろ

一つ一つは長くない。

出ては消え、消えては出てくる

重なりながら流れていきます。

 

カトルさんが流れるコメントを出してたけど

そういわれればそうかもしれない。

 

文字の大きさ、濃さ、流れる速度が

それぞれ違う感じ?

 

でも私一人がどんどん指示だし!というよりか

多重人格じゃないけれど

何人も指示出す人がいて

今はこの人!次はこの人!って感じで

発言する人が変わる。

 

順番のことだけ考えている人。

 

音楽だけ聴いている人。

 

体の使い方を考えている人。

 

注意を聞いている人。

 

鏡の中の自分をチェックする人など

たくさんおります。

 

そしてそれを冷静に見守る自分。

この人の集中力によってほかの人の

働きが変わります。

 

でも発言していないときも

いなくなるわけではなく、いるにはいる。

 

ひっそりと自分の仕事をしている。

 

「上の空」って見えるときは

きっと夕飯のことを考える人が勝っている。

 

マルチタスクではあるけれど

混乱やパニックになってはいけない。

冷静な自分も必ずいる。

焦ると指示がうまくいかなくなりますよね。

 

一つの注意に集中すると

ほかがおざなりになってしまうというのは

 

指示待ちの体の使い方になっているからかな?

 

あなたの番ですよ!って言われないと出てこないみたいな。

 

上級者になると指示がなくても自らが

やるべきことを見つける

バイトリーダーみたいな働きをします。

 

「私ここやっときますね!」と

心強い部分が自ら働いてくれると

育成の方にも力が入れられるので

新しいバイト君につきっきりでも崩れない!

 

つまり、新しい注意や気にするべきところに

意識を持っていけるんです。

 

でも指示して動いている新人バイトくんが

多すぎるといっぱいいっぱいになって

回せなくなる。

 

指示待ちだから指示がない子は動けない。

「どうしたらいいんですか~?」とかおっしゃる。

 

進んで動くバイトリーダーってやっぱ偉大だわ、とか思う。

 

そうならないために

やはり繰り返す、叩き込む、身に着ける…

 

ってお稽古が大事なのです。

 

で、熟練バイトを増やす。

 

正社員になるか!?

 

 

また変な話になった。

 

そう、お稽古と舞台はまた違うのです。

 

リハでもいないことはないですが

踊るものによっては召喚もしますので

 

私は〇〇

 

という新たな人格を注入します。

 

そしてこの人は誰よりも発言権が大きいです。

 

これまでの注意も指示もなにもかも

この人の前では無力なのです。

 

うんうん。

 

でも正社員もバイトリーダーも新人君も

この人のために出せる力のすべてを使って

仕事をします!

 

舞台を降りれば

召喚された人はいなくなってしまいますが

これが快感でまた舞台に上がりたくなってしまうんですよね~

 

残された一同でもっとがんばろうな!とか言ってるのかな。

というか私が痛感するわ。

 

もちろん召喚させられる人がいない演目もあります。

 

小者もいれば大物もいます。

 

自分を表現するコンテとかもあるし

苦手~

 

できるなら私は姫を召喚したい!

 

ちなみにロシア人に

何を考えているか聞いたら

「踊り始めたら楽しむだけ」と申しておりました。

 

突き詰めればそうかもね~

 

難しいことを考えるのはやめよう。

 

 

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