反り腰でアンディオールなのか、アンディオールで反り腰なのか? | パパはバレエダンサー

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みなさまこんにちは!ひとつ前の記事で

反り腰で股関節が痛い、というコメントをいただいたのに対し

ひでっちさんからもアンサーをいただきましたので

ぜひお読みくださいネ。

 

さて、このコメントを読みまして

私も他人事とは思えないのでこんな記事を書いてしまいました。

 

私は小さいころから内また。というのは

このブログ内では有名な話(?)

 

自分の足にひっかかって転ぶ幼少期。

 

そんな私の体型は反り腰で

おしりがプリっの内股。

 

まさに絵にかいたような幼児体型(だったハズ)

 

そんな私がバレエをはじめたのは内股を直したかったからなのですが(親が)

当然そう簡単に直るものではありません。

 

内股だった私がつま先を開こうとすると

どんどんお尻が出ていってしまう

いわゆる幼少期を脱してもなお出尻、反り腰になってしまったというわけです。

 

ある程度の出尻はつま先を外に向けやすいそうです。

とある先生からもそんなことを聞いたような気がします。

特に日本人には…とかさ。

 

でも、ロシア式で真っ先に注意されたのが

「尻でてる!!」でありました。

 

「お尻をまっすぐにするとさ、外足ができなくなるんよ。」

という私の言い訳は通用せずに

「何でもいいからお尻真っすぐにしてつま先は真横!!」という

ひどい注文を受けていたわけです。

 

すると!なんということでしょう~

 

お尻がまっすぐになったらつま先を開くのに

小指を踏んで土踏まずを上げないことには

しょうもなくなったのです。

 

もちろんそうなるまでには戦いの日々がありましたよ。

 

お尻をまっすぐにすると骨盤から外旋!という表現がしっくりくるのです。

 

出尻だったときは股関節から外旋…でも骨盤はアンデダン(前傾)…のような

なんともちぐはぐな感じがしてたのかもしれません。

なんとなくイメージ的には足裏と骨盤でアンデダンをすることで

その間にある脚がアンディオールしているかのような錯覚を起こす。みたいなね。

 

骨盤がまっすぐになって

反り腰が改善すると上半身にもよい影響がありました。

圧倒的に楽なのです!

 

この楽というのも語弊があったらアレですが

息を止めて肩が上がって

肋骨バーンとならないのです。

 

つまりがんばっているように見えなくなった。

 

バレエの姿勢でいることは疲れます。

 

でもコレじゃない。ということに長い間気がつかなかったんですね。

 

息がとまるようながんばり方では違うのです。

 

足の裏にまっすぐ乗るとまっすぐ上に引き延ばしができます。

関節内に余裕ができて背も脚も長くなる感じです。

 

でも出尻でいたときは体が凸凹しているので

それらがはみ出さないように余計な力を使って

力がまっすぐ上に行けなかったのかもです。

 

またまた新体操ネタで失礼しますが

新体操はタックインしてた方がいいそうです。

 

バレエはそこまですると回り回ってアンディオールしにくくなるので

タックインまで行けないそうですが

理想はタックインギリギリのまっすぐだ!と申しておりました。ロシア人が。

 

タックインのためには足の付け根の前側が十分伸びないといけません。

伸びてないと膝が曲がってしまいます。

 

骨盤がまっすぐに立った状態はこの付け根の前側がまっすぐな状態でよろしかったでしょうか?

 

ここが少しでも九の字にへこんでいると

出尻気味判定が下されます。

 

うちのロシア人が「尾てい骨とへそを一直線に!」

揃えろ!といわはります。

 

やってみてください。

 

両手の人差し指をそれぞれ

おへそと尾てい骨に指差しで置いて

押していきます。

 

そうすると腹筋がぐっと入ったところに行きます。

 

そこそこ!

 

そこで全部やるそうです。

 

最初私はそこまですると背中が丸まった感じがしてやりにくかったですが

肩甲骨を意識してからなくなりました。

むしろ串がまっすぐ刺さった感が芽生えました。

 

確かに、こうなってしまうと出尻だったときのようには

つま先が開きません!

 

でも、これが大事だったのです!

 

この状態で開いていくように

鍛えられた足がアンディオールしている脚だったのです!

 

うん十年やっても変わらなかった脚のラインが

たった3年!(あえてたったと言いますが)で変わったのは

立ち方が変わったからに他ならないのです!

 

コメントくださった方が

反り腰が酷くてアンディオールをいつも注意されている、と書かれていました。

 

もしかしたらアンディオールをもっともっとやろうとするばかりに

反り腰が直せないでいるのではないでしょうか?

 

反り腰を直してしまうと足が開かなくなるからです。

 

悪循環で股関節に負担がかかっているのかもしれません。

 

一度今の足の開きを捨てて、反り腰から直す方法をおすすめしたいのですが

レッスンに通って先生に注意されている限り難しいのかもしれません。

 

悩ましいところです。

 

おうちで骨盤をまっすぐ立てる感覚と

そのうえで足裏を使ってアンディオールする訓練を

してみて…でもレッスンでいつもの方法に戻ってしまうと

なかなか体に落とし込めないかもな…

 

アンディオール注意されるのはスルーして(ひぃいいいい)

まずは正しい姿勢に入ることを重視できるといいんだけどな…

 

酷い反り腰と書いていらっしゃったので

それならば改善したほうがいいと思っただけですので

すべての人にそうしよう!という話ではありません。

ただ、骨盤の傾きと脚の外旋、内旋は結構関係してくると思うのです。

 

私の結論は、ある程度の外足は出尻でできるけど

アンディオールを求めるならタックインするくらいの勢いでないと成功しない!であります。

 

私の思っていた骨盤まっすぐよりも

実際指示されたまっすぐはもっと後ろでした。

 

だからタックイン気味と書いちゃうけど

感覚は人それぞれなのでご容赦くださいませ。

 

そして、ここに書かれたことは

私の経験と妄想と感覚なので

これがすべてで真実という話ではないのであしからず。

 

先生の指導方法も一つではありませんから

何が正しいかわからなくなることもあります。

 

素人のブログからの情報なんて「へっ」と思って

読み流してくださいませね。

 

ではよい週末をお過ごしください。

 

ごきげんよう~

 

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