バレリーナと摂食障害 | パパはバレエダンサー

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パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさんこんにちは!

 

天気予報で最高気温マイナス9度。

最低気温がマイナス16度になるそうでビビってます。

 

さて、女性はいくつになっても女性なんて言いますが

ってことは死ぬまでダイエットのことなど考えるのでしょうかね。

 

健康も含めですが

体重管理は健康管理にもつながります。

 

私の祖母も病気でがりがりになってまでも

「これは太るから」とか言ってみんなに怒られていました。

 

私はといえば痩せ願望は存分にあるほうだと思います。

 

でも、どうやっても痩せないんですよね。

 

っていうと周りからは総突っ込みされそうなんですが

体重は減っても私が目指すところの細さにはならんのです。

 

私の理想はやはり骨から細い華奢な人。

 

骨太固太りの私はいくら頑張ってダイエットしてみても

肋骨浮き出ても、座るとお尻の骨が当たって痛くとも

 

やっぱり痩せているように見えないのです。

 

というのが病気です。

 

 

そう思うこと自体もう病気なんでしょうね。

 

バレエをやっていると「どんだけ食べても太らないのよ」という人よりも

ダイエットに挑戦する人のほうが圧倒的に多いと思います。

 

でも大概の人はダイエットに挫折するか

うまくコントロールして自分なりのダイエット(健康)法を確立するのだと思います。

 

私もここ数年夕食以外は食べない生活をしています。

 

日中全く食べないのではなく

食事としてとらないようにするというだけです。

 

これでも全然痩せませんが、夜は好きなだけ食べてよいという欲求が満たされるから自分に合っているのです。

 

もう、あれを食べてこれを食べないというようなことに

一日中頭を使うのが嫌になったからです。

 

 

カップラーメンなんかは年に1回食べるか食べないかです。

 

でもマクドナルドは大好きだしケンタッキーは死ぬほど食べます。

 

ただ、たくさん食べると動きたくなくなりますよね?

だから日中は食べないという選択をして、それで一日元気に過ごせていました。

 

ただ、最近体重が気になり始め…

 

というのも太ったわけではなく痩せ始めたから。

 

病気かお腹に虫でもいるのかと思いましたがそうでもないらしい。

 

痩せることは嬉しいので謎を解明すべくレコーディングダイエットを始めてみました。

 

食事日記のほうがいいかな?

 

そうしたら!

普通面倒くさくなって書くのをやめちゃうところ

食べるのをやめるという…

 

「いつも食べてないから大丈夫」と思ってたんですけど

どうやら思っていた以上にちょこちょこ食べていたらしい。

 

お腹がいっぱいにならない程度に食べるクセがいい意味でついていたのに

記録し始めたことで面倒になりました。

 

でもお腹が空いた状況に慣れ?ているのか本当に空かないのか知りませんが

食べたいと思わないからそのまま放置していたら

メンタルがやられていることに気がつきました!!

 

最近落ち込んでいるというのをブログにも書いていましたが

更年期障害ではなくまさかの「栄養失調」ではないかと思います!!

 

落ち込むから食べる気も起きない。

 

痩せていくのは嬉しいからまた食べない。

 

そして激しく落ち込み。

 

の無限ループです!

 

これを立派な摂食障害と言います!

 

 

はいはいはい。まだついてきています?

 

 

 

本当なら、ここまで来なくてもみんなダイエットをやめられます。

 

「今日は食べすぎちゃった。えへ」という日が

続いてもそれが死ぬほどつらくはなりません。

 

口ではダイエットをしているといっていても

本当の意味での減量にはなっていない人がほとんどだし

減量というのはもっと長いスパンで一年とか

数年かけてやるのが正しいと・・・

 

バレエとダイエットは切り離せませんが

踊れてなんぼなので

そこまで極端に体重を落としてしまう人はいないでしょう。

 

でも、私の周りにもご飯が食べられなくなった人

過食嘔吐をして体重をコントロールしている人

いました。

 

バレリーナは痩せていても普通だから

周りから見ても病気とわかりません。

 

ましてや踊るほどの体力と気力を持っているのですから

本人も「うまくやっている」と思ってしまいます。

 

私は痛いほどわかっているはずなのに、わかっていてもこういう事態に陥ります。

 

うちのロシア人も拒食症についてはお仕事柄よく知っています。

 

新体操なんて毎回体重チェックをし

「300g痩せろ」だのグラム単位で指示される世界です。

 

そして、私のようにまだ見た目は痩せすぎでないのに

メンタルからやられ始め

あっという間にご飯が食べられなくなる人をたくさん見てきたそうです。

 

そうなると私のようにいくら痩せても「私は太っている」と…

真実が見られなくなります。

 

本人は本当にそう思ってます。

 

私も。私は太っていると思っています。

・・・太ってはないかな。でも痩せてはない。

 

と、こんな感じです。

 

冷静に分析する力もあり、ダイエットの正しい方法も学んだはずなのに

「食べなかったら痩せる」という単純な知識が支配し始めます。

 

摂食障害の本当の原因は

心の問題とかトラウマとか言いますが

 

「痩せたい」と

子どものころから必要以上に思ってきたことでも

些細なきっかけでも

始まると思います。

 

今の時代

痩せた太った、男だ女だなどを問題にするのもはばかられる時代です。

 

そこにとらわれる人がいるから

そこからフリーになろうという気持ちはわかります。

 

でも痩せると嬉しい。

 

沼ですね。

 

 

 

明らかにそうである人を除き

摂食障害を公表するのは勇気がいることだと思います。

 

なぜだかわかります?

 

「あんなに太っているのに摂食障害ってウケるんですけど」と思われるのが怖いからです。

 

闇は深いですね。

 

バレリーナは痩せていなければいけないけれど

痩せているからってバレリーナになれるわけではない。

 

わかっているけど

少しでも痩せて近づきたい。

 

そう思うのが私の中では自然なことでした。

 

 

痩せてもバレエうまくならないと思って

最近は体重はかってなかったんですが

コロナ自粛で怖くなり、はかり始めたのがいけなかったかな。

 

 

若いお嬢さんたちはダイエットのことなど

ちょっとだけしか気にせず今の美しい健康を維持してほしいです。

 

でも、プロの世界に入ると容赦なくスタイルによって切り捨てられることがありますけど

それはそれです。

 

5㎏重かろうが、軽かろうが

あなた自身の価値には何も変わりはありません。

 

これを肝に銘じて

どうぞ体重に左右されない強さで踊っていってくださいまし。

 

(ちなみに私は元気です(説得力がない!!))

 

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