みなさん、回答を先延ばしにしてしまい
モヤモヤした時間を過ごさせてしまったようですみません!
そして、たいしたことない答えでスミマセン!
ちょうど一年前ごろ
同じようなことをブログに書いたのを覚えています。
新体操女子のグランバットマンを見て
デュバンのときの骨盤がものすごい後傾していたのです。
「あんなことよくできるな~」と思ったのですが
それが今回のルルべの謎とリンクしました。
「なぜ脚の形が変わったのか?」
それを突き止めるために
いつもは見学しない新体操のコーチがバレエクラスを見学しました。
そして、指摘されたのが骨盤の傾き。
バレエをなさっているみなさんならよーくご存じ
骨盤はまっすぐ。
お尻を突き出してはいけないんでしたね。
そうなんですよ。
圧倒的に突き出してしまう人が多いので
タックインについてはあまり注意される人は少ないのではないかと思います。
いないことはないのですが
タックインしたまま膝を伸ばしたり
背中をまっすぐしたりすることは難しいのです。
アンディオールの5番におさめるなんて至難の業です。
ロシア人はバレエベースに物を考えていたので
6番ルルべもバレエのまっすぐを徹底していた。
6番になるとみんながタックインしてしまうので
それを律義に直してしまったのですね。
バレエには6番ルルべは出てきませんし、やったとしてもお尻突き出してブレ…とか
6番ルルべで骨盤後傾まで持ってくるのとは全く正反対の動きになるわけです。
一応骨盤後傾ルルべしてみましたが
上にも書いたように
背中を丸めないようにするのが難しい
膝を伸ばすのが難しい・・・
でもこれができるとデュバンを180度上げてプロムナード・・・なんてことにつながるわけです。
現在はバレエのほうに新体操が進出してきているので
こうやって脚を上げている人も多くいるかもしれません。
かつてバレエで脚をたくさん上げるのが下品と言われていた時代は
骨盤を動かしてまで・・・ということも関係あったのではと思います。
ちょうど前回のコメントに
新体操経験者は脚を上げてキープできないといわれていた、とありましたが
そんなことはありません。
彼女たちは脚を180度上げたままプロムナードしたり
バランスとったりという練習をこれでもかというほどします。
そしてできます。
でも、新体操の上げ方ならです。
バレエのようにアンディオールをしながら骨盤をなるべく動かさないように・・・としたら上げることができません。
上げきったほうが楽なので90度でとめることを難しく感じる選手もいるかもしれません。
新体操にはアンディオールという考え方はあまりないので(カマ足やうち足はダメだろうけれども)
骨盤後傾気味のルルべができてしまうんですね。
さて、でもこれが脚の形の変化につながっていくのかはまだ検証できていません。
立ち方が違ったら脚の形も違ってくるのは予測できるので
新体操の求める脚の形に近づけばよいのですが・・・
タックインしたら足が細くなるのか?と思ったあなた。
すみません。
そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
アンディオールをやめたら脚が細くなるっていうこともあるかもしれない!
細くなるって言ってもあくまでバレリーナと比べてだから
まずはそこまでいかないといけないって話でもありますよ。
ロシア人は「あの立ち方はバレエだったら間違いなく直される」といっていたので
バレエでは使えません(残念!)
そして「だから新体操選手はみんな骨盤から歩いているように見えるんだな」と言ってました。
そして、これまで以上に新体操女子に向かって
「お尻!お尻!」と連呼する日々なのであります。