「トウシューズで音がするのはなぜ?」リクエスト案件⑪ | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさん今日は「国際女性の日」という記念日で

ロシア界隈では女性は一日プリンセス。

 

巷では花束を抱えた男性が女性の元に駆け付けるという夢のような日ですよ。

 

私が海外で一番好きになった日です。

 

私も今日はロシア人に家事育児を任せてプレゼントもらってわがままを聞いてもらってます。

 

 

 

 

日本はコロナで大変ですがキルギスもコロナを恐れて色々クローズしています。

 

オペラバレエ劇場も今月は閉館、新体操もイタリア遠征が中止になりました。

 

早く収束に向かって欲しいものですね。

 

 

さて、今回の質問は「トウシューズで音がするのはなぜ?」というものです。

 

すごい素朴な疑問!!これなら応えやすいです!

 

 

 

トウシューズで音がするのはズバリ!

 

トウシューズが硬いからですね。

 

ゴンゴン音がします。

 

新品は特に硬いのでコンクリに打ち付けて音を抑えるようにする人もいます。

 

メーカーによっても音がする、しにくいものがあり、

メーカーの中でも消音加工を施したことを特徴にするポワントがあります。

 

床も、リノリウムは音がしにくく

木の床は音が響きます。

 

ということで

同じ舞台に立っていても音がうるさい人とそうでない人の違いの多くは

履いている靴の違いといってもよいのではないでしょうか。

 

プロの舞台ならそうでしょうね。

 

 

 

ときどき「うまい人は音がしない」

「きちんと下りれば音がしない」というのを耳にします。

 

それもあるかもしれませんが

「上手い人でも音がすることあり」というのだけ覚えておいていただければ角が立たないと思います。

 

同じ靴、同じ床でゴンゴンいう人といわない人がいるとするならば

ちょっとはうまい下手も関係するのかもしれません。

 

足の弱い人はポワントが柔らかいと立てないので

硬いまま履いて音がしやすいというのもあります。

 

ポワントから降りるとき

4分の3、ハーフを通ってかかとがつくと

音はしにくいです。

 

でもそこを通らずにかかとがドスンとつくと音がしてしまいます。

 

足が弱い人はハーフにすらなれないような靴を履いている場合もあり

当然足の裏全部がつくか

トウで立つかの2種類しかないので柔らかく着地できない。

 

ただ、これはポワントの音、とされるゴツゴツとはまた違っているのではないかと思いますけどね?

どうでしょう?

 

ポワントがゴツゴツなる原因は

 

空中から足をつくとき!

 

バレエの絶対ルールで「つま先からつく」というのがあります。

 

歩くときも、走るときも

ジャンプの後も

つま先、指のつけ根

ハープポイント

そしてかかとが最後につきます。

 

どんなに早くてもです。

 

これができずにいると

走るだけで

歩くだけで

何するにも

「ゴンゴンゴン!」と音が出てしまいます。

 

踊りが終わってレベランスをして

走り去るときに

「ガン!ガン!ガン!」と音を立てて走り去ることになってしまいます。

 

音が止まってるから目立つよね。

 

 

硬い靴を履いている人はポワントの先を床に打ち付けて走っているので

そうなってしまうことが多いのかなと思います。

 

ただ、私自身そんなにポワントの音を気にしたことがないので

どんな時に音がするのか

あまり想像できませんでした。

 

でも、上手な人は音がしないというのは聞いたことがあります。

 

でもそれは靴によりけり何ではないかな~?

 

というのが素直な気持ちです。

 

先の硬い靴は音がしやすいですが

先がつぶれると立ちにくくなります。

 

コンクリに打ち付けるときは

ほどほどに。

 

 

 

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