『ある男』
弁護士の城戸(妻夫木聡さん)は
里枝(安藤サクラさん)から亡くなった夫である大祐(窪田正孝さん)の身元調査を依頼される。
疎遠だった大祐の兄(眞島秀和さん)と連絡を取ると
「これは大祐じゃない」と言われたのだ。
いったい夫は誰だったのか。
以下ネタバレなしの感想です。
差別とか偏見とかって私の中にもあるなぁと思ったし
それによって今までの自分の人生を捨てて
他の人になって生きたいって思う人の気持ちが分かる作品です。
弁護士の城戸は今の人生に満足しているようだけど
やっぱり差別とか偏見がつきまとっていて
幸せなんだけど、
ふと、大祐の気持ちが分かってしまうような瞬間もあって、
それが見てる側にも伝わってきて
別の人生を生き直したいと思う瞬間って
あるものなのかもしれないなって思いました。
あと
名前って不思議だなって思いました。
「私の名前は○○○○です」って言われた瞬間から
それを疑うことって
普通に生きてたらまず無いですよね。
で、「調べた結果、□□□さんでした」ってなったら
「あぁそうだったんだ、でその人は何者?」
ってなるじゃないですか。
でも、その人の過去の□□□だった時の真実を知った所で
私が知っていた○○○○だったその人だって
きっと真実なわけじゃないですか。
チョットナニイッテルカワカラナイですか?(笑)
この映画を観れば分かると思います。
↓原作読んでました。
『パレード』
大災害で息子と離れ離れになった美奈子(長澤まさみさん)は
自分がすでに死んでいるが、この世に未練があるために
“その先”に行くことができずにいる事を知る。
優しい作品でした。
私はこの作品を観て
死ぬことがちょっと怖くなくなった気がしましたよ。
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