食の勉強in名古屋「おつけもの若菜」 | エプロンメモblog

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秋晴れに恵まれたこの土日は、食の勉強ということで
食の学校主宰の塩川先生、料理教室InoCinq主宰の木村伸子先生、プロのための勉強会で集ったメンバーと共に、名古屋からほど近い蟹江を訪れました。



駅舎を出ると、暑いくらいの日差しの中、金木犀の甘やかな香りが風にのってきました。
一年で一番好きな季節です。
駅から歩いてほどなく、今回の目的「おつけもの若菜」さんの本社工場につきました。

中では山田社長はじめ、工場長、品質管理の方まで迎えてくださり、まずは若菜さんの作る「おつけもの」についてお話を伺う事ができました。
近隣の名産である守口大根を使った奈良漬けから始まり、今では150品目にも及ぶ商品を生産されています。
何故そんなに多いのかというと、何より大切になさっているのが
「原材料の美味しさを、そのまま活かしたつけもの作り」ということです。
そのため、原材料が何よりも大切で、信頼できる方から有機や特別農法のお野菜を仕入れていらっしゃいます。
そしてそれらの野菜が最も美味しい「旬」の時期にだけ作られますから、短くて1ヶ月、長くても3ヶ月で商品は変わるそうです。
また塩分濃度も、一般のものより低く、野菜の味わいを楽しめる味付けを大切になさっています。

工場を丁寧にご案内いただき、野菜が一つずつ手切りで作られている事に驚かされました。
短いサイクルで野菜が変わり、また大きさもまちまち、人の手で切って行くのが一番おいしく作れるからということです。
「手間を惜しまない」という言葉も心に響きました。

そうして生産から出荷の現場までじっくり案内して頂き、最後の最後に
「うちのおつけものは、良い人間が作ってますから、美味しいですよ」と。
おっしゃられたのが印象的でした。

自信を持って、会社の皆様で作っているのだなと。
そうやって愛情と誇りを持って作られる食べ物は幸せだなと感じました。

photo:01


こちら、頂いて来たわかなさんのおつけものです。
美しい。
本当に一つ一つお料理のような仕上がりです。

・特産品である白いちじくのコンポート
・海老のミルフィーユ
・葡萄のしずく
・得月楼みりん奈良漬け青瓜
・新茗荷
・しそ紅生姜
・とうふ味噌漬け

試行錯誤されながら、トマトのジュレや、豆腐の味噌漬けなど普通のおつけものの範囲にとらわれない商品作りをなさっているのも魅力的だと思いました。
わかなさんのおつけものは日本橋三越や渋谷の東急などの他に、羽田空港でも購入できます。

作っている方からお話を聞いて、実際に生産の現場を目にする貴重な機会でした。
心をこめて作られている食べ物はやっぱり「良い」ものだなと改めて実感しました。

若菜の皆様、大変お世話になりありがとうございました!


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