最近、お子さんの進路についてのご相談が増えています

 

お気持ち、お察しします。

 

私も数年前、我が子が受験する大学を選んでいた頃、入試の過去問題を集めるのを手伝いました。

 
AO入試推薦入試の場合、小論文を書かされるのですが、
そのテーマでしばしば見かけるのが
「ヘイトスピーチについてどう考えるか?」
 
2013~2015年頃に、出題されているのです。
 
その頃の普通の高校生にとって
ヘイトスピーチって、論じられるほど身近な言葉かな??
 
今でさえ、学生はおろか、大人でさえも
ヘイトスピーチとは何か?
ヘイトスピーチ規制法とは何か?
分かってない人も少なくないと思います。
 
 
ヘイトスピーチ規制法は、要約すると
日本以外の国で生まれた人に対して、差別的なことを言ってはいけません」
(日本で生まれた外国人は含まれないのかも?)
 
 
この法律、私は良いと思います。
在日米軍さんを守れますから。
 
日本にいるアメリカ軍人と、その家族や関係者に対して
「米兵帰れー!出てけー! とか言ってはダメですよ〜」
って言えますものね。
 
横須賀や沖縄で、米軍嫌いの”活動家”と呼ばれる人たちが、色々と騒いでるという話は
ヘイトスピーチを知らない人でも、ちょっとくらいは聞いたことがあると思います。
 
なんで、米軍が嫌いなの?
疑問に思う人もいるでしょうが、
現状では、米軍がいてくれるからこそ、日本は安心して暮らしていられる背景があるのです。
 
だから、
日本の平和を壊したい人には、
「米軍さえいなければ・・・」と、目の上のタンコブに見えちゃう。
そこで、「米軍でてけー!」と騒ぐのでしょう。
 
 
でも。
ヘイトスピーチ法は、拡大解釈されがちで、
在日外国人と、日本人を対立させる道具に使われていたりします。
 
「日本は外国人を差別してる~!ヘイトスピーチだ~!」
と騒ぎ、都合の悪い意見を封殺しようとするのです。
 
「日本死ね」が流行語大賞になるような、
そんなおかしな状況に至るのは、
日本人と在日外国人を対立させて、混乱を招こうとする勢力が背景にあるからだと思います。
 
 
この点を考慮してみると、
「ヘイトスピーチについて述べよ」
という出題をする学校の意図は、
 
「普通の高校生はいらん。ヘイトスピーチについて身近に考えている学生が欲しい」。
 
そういう学生を求めるというのは、つまり、
指導する教官が、”そういう思想の人”ということですね。
 
そんな教官から指導を受けた学生さんは、どうなるか?
就活の際に、企業からどう見られるか?
社会人になってから、親になってから、どんな風に生きていくのか……
 
 
大学で学んだ内容は、その後の「生き方」や「考え方」に影響します。
 
ですから、親は、大学選びは手伝ってあげるべきだと私は思います。
子供の自主性に任せるのも大切ですが
そもそも、子供なんだもん。
社会の右も左もわからないですよ。
まさか、「日本が嫌いな教授がいる」なんて、想像すらできないでしょう。
 
 
うっかり、
「ヘイトスピーチについて述べよ」
なーんて出題をする大学を受験して、
率直に「米兵ありがとう」的な論文を書いたら、落ちちゃうと思いますよ〜。
 
おそらく、米兵へのヘイトスピーチは良いヘイトスピーチ。
戦争難民として日本にいる、朝鮮半島にルーツを持つ人たちを優遇しない発言は悪いヘイトスピーチ。
日本人として恥ずかしい。
とか書いたら合格なんじゃないかな。
 
そんなこと書いて合格したい?
高いお金払って、そんな思想の教官に指導を受けたい??
 
本人が望むならどうぞだけど、普通の高校生には、そういった社会のことはわかりませんよね。
 
ですから
親は、その辺を調べて手伝ってあげるべきだと思います。
親が進路に口を出す=エゴ
という思い込みがある人も多いようですが、
子供の将来がかかっているんだから。
 
「エゴ親」とか「毒親」とか、他人に悪口を言われようと、
その程度の悪役くらい引き受けてあげなよ、
親じゃん、愛する我が子じゃん、と思います。
 
オープンキャンパスのシーズン、
シラバスとか見られますから、じっくり選んでくださいね!
 
がんばれ受験生! 
がんばれ親御さん!
 
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在日米軍のロゴ、かっこいいです〜!
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