突然ですが、身体の中でホルモンの分泌を支配しているのはどこだと思いますか?(。・ω・。)
正解は、脳です(●´ω`●)
女性ホルモンの分泌も、脳と卵巣の情報のやりとりによっておこなわれています。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といったものがあります。
脳から卵巣へ「次のサイクルいきますよー」という指令が行くと、卵巣の中にあるその月にひとつだけ選ばれた卵胞から「子宮にベッドを作ってー」というメッセージが送られます。
そのメッセージがエストロゲンというホルモンです。
そのエストロゲンのパワーで子宮内膜は少しずつ増加していきます。
卵胞が十分に成熟し、いつでも受精できるような状態になったら、卵胞から「もうお外に出れるよー」というメッセージが下垂体へ送られます。
すると下垂体から、排卵を促すホルモン(黄体形成ホルモン)が出され排卵します。
この黄体形成ホルモンというのは、その名の通り黄体を形成するホルモンです。
黄体というのは、排卵により成熟した卵子が放出された後に発達する小さな一時的な内分泌構造のことです。ルテインという色素によってホントに黄色に見えるので、こんな名前がつきました。
と言われてもいまいちピンときませんよね(笑)
黄体は、エストロゲンとプロゲステロンを分泌し「ベッドをもっとふわふわにしてー」という指令を出します。妊娠準備(この後出て来ますが妊娠を維持する役割もあります)をするためのとっても大切なものと考えて頂ければ大丈夫かなと思います。
無事に妊娠が成立すると、赤ちゃんとお母さんをつなぐ胎盤からヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが放出されます。(よく妊娠検査薬でチェックするのは、これが出てるか出てないかです)
黄体は、そのヒト絨毛性ゴナドトロピンによって強化・延長され、妊娠7週頃まで妊娠の維持のために一生懸命働きます。

黄体がしっかり働いて、妊娠が継続できている場合の基礎体温は上の表のように高温期が続きます。
この高温期が大体3週間ぐらい続くと妊娠の可能性が高いと判断します。
女性の身体では、低温期と高温期という体温の微妙な変化が周期的に繰り返されます。
(低温と高温の差は通常0.2~0.5℃くらいです)
体温が変化するのは、上記のようなホルモンが関与しているためです。
このような体温の変化は、毎朝の基礎体温をつけることによって把握できます。

これが一般的な女性の基礎体温のグラフです。
低温期から高温期に移行するその日が排卵の日だと言われています。
ちなみに高温期の日数は黄体の寿命が関係するため、12~16日間と決まっています(●´ω`●)
たとえば極端に月経周期が長い(38日以上)、もしくは短い(25日未満)方は、高温期の日数ではなく低温期の期間が長い(もしくは短い)ということになります。
たまに基礎体温をつけていても高温期にならず、低温のままという方がいらっしゃいます。
それはプロゲステロンがうまく働いていない=排卵をしていないのではないかと考えられます。
「体温はずっと低温だけど月経は来てる」という方もいらっしゃいますが、それは月経ではなく不正出血である可能性が高いです。厚くなった子宮内膜はどうしてもはがれて落ちて来てしまうので、それが月経のように見えるだけで、実際は妊娠に至るまでの身体づくりができていないということです。
3ヵ月以上基礎体温をつけてみて、それでも高温期への移行がない方は一度婦人科を受診してみてはいかがでしょうか?
特に妊娠を希望されている方の場合は、なるべく早くその原因を発見し治療された方が、身体的な負担はもちろん、精神的な負担を軽減するといった意味でも良いのではないかと思います。
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