小さいけれどあまりにも巨大な力を持つ「ゴマ」のことを知ってから、私はすぐに母に電話しました。
「お母さん、今日から絶対に炒めゴマをスプーン1さじ食べてください!私も今日からすぐ始めたよ!」
ゴマは普通、和え物などのおかず全般、トッポッキや豚肉炒めの上に少しのせたり、ゴマドレッシングで摂取しますが、ゴマは他の食品を一緒に摂取するとその活動が促進されて効果があるそうです。
例えばほうれん草の和え物にごま塩を加えると、ほうれん草に含まれるビタミンEやBカロチンの吸収を容易にするだけでなく、酵素の活動も促進させるそうです。
生野菜サラダを食べる時、ゴマドレッシングにするのもいいですね。
さて、なぜゴマを摂取するのかお話します。
・がんの発生を予防
・様々なビタミンやミネラルなどの栄養素を配合
・強力な抗酸化作用による体力強化や炎症や病気を治す効果
・不要な活性酸素を除去する抗酸化酵素の生成
ゴマは小さいですが、さまざまな栄養素をたっぷり含んだ巨大な力を持つ食品です。
特に注目すべき成分がセサミン(sesamin)です。
セサミンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があり、体力をつけるのに優れています。
そのため、肉食を禁じている僧侶たちは、ゴマをエネルギー源として栄養素を補っています。
精進料理を見ると、ゴマ豆腐、ゴマ塩などを盛んに使っています。
そしてゴマには酵素が含まれています。 普通、料理に使うゴマは炒めて使うことが多いです。
加熱によってゴマの味や香りが豊かになり、消化吸収がよくなりますが、タンパク質からなる酵素は破壊されるという欠点があります。
でも、先ほども説明したように野菜の和え物にゴマを加えると、野菜中の酵素の活動を促進させる効果があるので大丈夫です。
人の体内で肝臓はエネルギーを供給し、体を構成する成分を作って解毒作用をします。
このような活動のために、肝臓は体内酸素の大部分を消費します。
酸素は私たちの体になくてはならない必須要素ですが、私たちの体に毒となる酸素があり、それがまさに「活性酸素」です。
逆に言えば肝臓は「活性酸素」が生じやすい器官で、活性酸素が過度に発生すると肝細胞が損傷し、エネルギーの供給が円滑でなくなり健康は悪化します。
活性酸素は毒性が強い上、細胞、血管、組織のあらゆるところに毒を撒き散らして、がんをはじめ200種類を超える病気の原因だそうです。
活性酸素はあらゆる病気を引き起こす万病の元といえます。
肝臓は活性酸素に対抗するために抗酸化酵素(SOD)という物質を生成しますが、SODが十分に生成されれば不必要な活性酸素を除去できます。
SODを生成するのに欠かせないのがゴマに豊富に含まれているセレン(Selen)という成分です。
小さいながらもものすごい力を持つゴマ。
ゴマの摂取量は特に決まっていませんが、1日に大さじ1杯くらい摂取すると良いそうです。
一度にたくさん召し上がるより、長期間持続的に摂取することをお勧めします。
私は炒めゴマを1日1スプーンずつ食べていますが、本当に香ばしくておいしいです。
皆様も家にあるゴマを毎日スプーン一杯ずつ食べることをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。