変な夢を観た(47);ゲーム地獄で苦しんだ。 | びろーん99のブログ

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 僕は何かの原因で死んで地獄に落ちたのか?
 軍か刑務所の収容所みたいな施設でゲームに参加させられた。
 スタート地点は地上なのだが、地下に下りるハッチがいっぱい有り、穴の中には鉄梯子が有って地下の階とつながっている。そう、ロードランナーを立体にした感じのゲームだ。
 このゲームを以前にクリアした先輩に連れられて、教えられたルートをたどり、トラップを回避しないと斬殺されるのだ。罠で串刺しになったり、凶暴な宇宙生物に斬殺される事も有った。

 そして苦しみの後に生き返らされ、スタート地点に戻り、無限に苦しみを受ける事になる。
 もちろん時間制限が有るのでタイムアウトすると死亡してスタート地点に戻される。
 
 先輩には1度しか教わるチャンスが無く、2回目は一人で挑戦しないといけない。
 50か所位のルートと罠が有るし、4桁の番号を書くパターンも数か所有って記憶して置かないと死んでしまう。
 パソワードが分からず同じ場所でつまづいて死亡する場合は、また、先輩の後を付いていって覚え直す事は出来る。
 前の先輩がいない場合には別の先輩が指導するのだが、今度はルートが違っている。
 クリア出来るルートはいくつも有るらしい。

 10回位死んでゲームをクリア出来る様になったが、今度は自分が新人後輩を引き連れてゲームを繰り返すのだ。
 僕は有る時、地下のルートの途中に本部の武器弾薬倉庫が有るのを見つけていた。
 そして、いつものルートを外れて重機を運転して突っ込み。時限爆弾を燃料倉庫に設置して退避した。
 しかし、爆発は起こらなかった。
 武器やその爆弾や燃料タンクもこのゲーム世界のアトラクションの一部で、捕虜の反乱も想定して用意された物だった。
 もちろん、そのような反乱行為では罰として、死ぬ苦痛は増幅された。

 何回もクリアを繰り返し、後輩を指導していると刑務所の職業訓練校で仕事を覚える事が出来て、娯楽を楽しむ余裕が与えられた。
 僕はこの施設の厨房で働く様になった。
 厨房の仲間もこのゲームのクリア者で相当な猛者が揃っていた。

 有る時、この施設の長の執務室で料理をする事になり、施設長らを毒殺する事にした。
 しかし、毒物自体もゲームの為に用意されていた物で僕らは新たなゲームで惨敗して、毒物中毒で死ぬ罰を受けた。
 料理班の内でも先輩は自然と居なくなってこの施設を出た様だ。
 
 僕は、新人後輩の面倒をみて後輩が施設長の暗殺計画を立てたので一応その案に乗った。
 暗殺会議の席で後輩が闇ルートで仕入れたと言う封筒に入った剃刀の刃を見せた。
 そして、暗殺の日に執務室の前で身体検査が有るので後輩から渡された剃刀を分からない様に隠し持って執務室に入ることが出来た。
 ところが僕は執務室で料理を作り、暗殺のタイミングで僕は後輩を裏切りその剃刀の刃を施設長に渡したのだ。
 
 施設長は後輩を拘束して説明した。
 この剃刀も暗殺の道具としてわざと闇ルートに流した物だった。
 そして、何もかも最初から織り込み済みで、反乱分子を炙り出す為に計画された物だった。
 僕はこの件では施設側の策略だと察知して、反乱を未然に防いだのでこのゲームはクリアとなった。

 次のステージに上がった僕だが、見つけた重機を動かしてこの施設の壁を破壊する事が出来たので集団脱走を試みた。
 穴を潜り、外に出ると家族連れも居る平穏な世界がそこに有った。
 ここは地獄では無かったのか?
 そして、外で出会った人物の中には施設から居なくなった先輩も居て僕の元に近づいてきた。
 彼はにこやかに僕に笑いかけて施設の中に戻る様に諭した。
 僕はこの世界の真実を知った気がして施設の中に戻る事にした。

 もう僕はこの世界のルールに従い、攻撃的な感情を持たぬ様になっていた。
 これは果たして僕自身の成長の賜物なのだろうか?それとも洗脳で人畜無害な人格に代えられたのだろうか?
 僕もそろそろ卒業してこの施設を出る時期が来たのを感じ取っていた…。