日本の神話04/因幡の白兎【動画】 | 心の鏡

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天の霊妙不可思議な法則、神道について書いているブログ。心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

 

 

因幡の白兎と大国主命の神話ですが、この話がある事から大国主命の御神徳の一つには病気平癒(特に皮膚関係など)があって、国造りの他に医薬神とも言われています。

 

それと「しろうさぎ」は神社検定公式テキスト『神話のおへそ』では「稲羽の素兎」となっています。

素(しろ)は、毛皮を剥がされた素っ裸の状態なのでしょう。

完治した兎が「あなたが八上比売の心を掴むでしょう」と予言し「兎神」と言われるようになりました。

 

大国主命(大国主神)の名も、この時点では大穴牟遅神(おおなむじのかみ)という名でした。

別名も複数あって、

葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)

八千矛神(やちほこのかみ)

宇都志国玉神(うつしくにだまのかみ)

などが見られます。

そして国譲り後は魂が大物主神にもなります。

 

なので大国主命は役職名だったとする説もあるほど、沢山の妻と子供がいてモテすぎ君です。

 

また、系譜にも諸説ありまして、

『古事記』では須佐之男命と櫛名田比売の系譜から6代目に誕生したとありますが、

『日本書紀』では素戔嗚尊と奇稲田姫との子であるとしています。

 

大穴牟遅神とは「偉大な土地の神」という意味の名だそうで、

それから幾多の困難を経て、「偉大な国の主」であることを示す「大国主神」に成長する物語です。