世界各地の神話に普遍的なテーマがある | 心の鏡

心の鏡

天の霊妙不可思議な法則、神道について書いているブログ。心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

以前、当ブログでも宗教の役割について「奇跡・秩序・説明」という事を記事にしたことがありました。

 

 

昨日から読んでいる本『世界の神様解剖図鑑』で、

人は自分についてや、自分の生まれた家や地域、国の成り立ちを知りたがる。

さらには世界の始まりや、人がどう生まれ、なぜ死ぬのかも。

だからこそ人は科学を発達させ、宇宙の起源まで解明しようとし、歴史を学んできたというような事が書いてありました。

 

そして、世界で似たような神話が存在するのは、

文化が異なっていても、人が知りたいと疑問に思うテーマに共通点が多い。

抱く疑問が共通するなら、答えにも当然似た部分が出てくる、と。

 

 

もう、本当によくぞ著して下さいました。ありがたいおねがい

私も少女の頃からギリシャ・ローマ神話だとか北欧神話、エジプト神話など色々読んで日本神話と似た神話になっているのが気になっていました。

で、自分なりに、きっと世界と日本が交易などを通じて、異国の人達から文化やその背景にある神話も伝播してきたから、混ざった日本神話になったのだろうと考えていましたが、なんせ浅学で。

 

多くの神話に見える普遍的なテーマ

それは主に「始まり」に関わる「創成神話」と英雄の活躍を語る「英雄神話」に大別される。

星空宇宙・世界の創造 神社神々の系譜 

炎火の起源・おばけ死の起源・赤ちゃん人類の起源・おにぎり作物の起源・まじかるクラウン王家の起源

筋肉英雄の物語

 

そう、宇宙・世界の創造って人間の普遍的な知りたいテーマ…のはずが、

何故か日本では神話での活躍場面も無く「閑(ひま)な神」になっていった。

平安時代の主たる神社の御祭神の中にも天之御中主神の名が無いので、古代には信仰されていなかったとも言われている。

 

しかし私は世界の他の天地創造と古代日本人が思い描いていた天地開闢の違いが面白い。