陛下は祭祀で御多忙な年末年始 | 心の鏡

心の鏡

天の霊妙不可思議な法則、神道について書いているブログ。心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

 

明けましておめでとうございます

 

令和6年 甲辰年 皇紀2684年 西暦2024年

 

さて、それでは、皇居で行われている天皇陛下の年中行事である皇室祭祀(宮中祭祀)について書こうと思います。

 

  主要祭儀一覧

1月1日 四方拝 歳旦祭 

1月3日 元始祭

1月4日 奏事始

1月7日 昭和天皇祭

1月30日 孝明天皇例祭

2月17日 祈年祭

2月23日 天長祭

春分の日 春季皇霊祭・春季神殿祭

4月3日 神武天皇祭・皇霊殿御神楽

6月16日 香淳皇后例祭

6月30日 節折・大祓

7月30日 明治天皇例祭

秋分の日 秋季皇霊祭・秋季神殿祭

10月17日 神嘗祭

11月23日 新嘗祭

12月中旬 賢所御神楽

12月25日 大正天皇例祭

12月31日 節折・大祓

 

 

6月と12月晦日ー節折・大祓・除夜祭ー 

 

6月30日と12月31日には節折(よおり)と大祓が行われる。

節折とは天皇・皇后・皇太子の身長を竹の枝で測り、「荒世(あらよ)」「和世(にぎよ)」の「御贖物(みあがもの)」をもって行う祓いの儀。

その竹の枝を折る所から「節折」の名がある。

この神事の歴史も古く、のちには蔵人が催すようになり、『江家次第』に蔵人式の逸文が載っていたり、後醍醐天皇によって書かれた『建武年中行事』には、節折の命婦(みょうぶ)が天皇陛下のお祓いをしたことが記されている。

という事で、節折は天皇陛下をお祓いする行事。

そして大祓は天皇陛下が神嘉殿で、皇族をはじめ国民の為に行われるお祓いです。

大晦日ではその後、除夜祭と続きます。

大晦日の夜に、この一年の神恩に感謝し、くる年の神助を祈念する祭儀とありますね。

 

元日ー四方拝・歳旦祭ー 

四方拝(しほうはい)は、元日の寅1刻(午前3時半)、天皇が清涼殿の東庭において「属星(ぞくしょう/しょくじょう)」の名を唱え、伊勢の神宮、天地四方、次いで山稜を拝し、年中の災厄を祓い、宝祚の長久を祈願する儀式である。

この属星は、北斗七星の中で生年に相当する星を指して言うもので、子年は貪狼星(たんろうせい)、丑・亥年は巨門星(きょもんせい)などと見えている。

(あれ?これらの星の名は、紫微斗数に出てきましたね。)

 

続いて陛下は、歳旦祭で国家国民の加護を祈念される。

 

元始祭 

1月3日は元始祭。こちらは大祭です。天皇陛下が自らお祀りされ、全皇族方(成年以上)が参列される祭典です。

 

お正月は、祭儀の他にも一般参賀のお出ましだとか沢山の予定が入っていて、本当にご多忙のようです。