今日、酉の市が開かれている東京の鷲(わし)と書いて(おおとり)と読む神社の御祭神には、天日鷲命(あめのひわしのみこと)が祀られています。
この神様もまた天岩戸神話に登場してらして、
神々が岩戸の前で神楽を奏した時に弦楽器を司った神様で、岩戸が開かれた時、その楽器の先に鷲が止まった事から、神々はこれを世を明るくする瑞祥であるとし、
以降、その神は天日鷲命と呼ばれるようになったとされます。
天日鷲命は、古代朝廷の祭祀を司った忌部氏の祖神であるとされ、阿波の国に穀(かじ)麻を植えたと伝えられます。
鷲は、天高く飛翔する雄姿、鳥の王者たる勇猛な姿、獲物を狩る力強さから「力の象徴」ともされてきました。
鷲神社では可愛いワシの形をした授与品で「叶鷲」っていう、願い事を書いて中に入れる土鈴?置物?みたいなのがあるそうです。
今では様々な縁起物、豪華な熊手が売られていますが、
この岩戸神話で岩戸が開いて鷲が来て「瑞祥」と神々に称された話から、
もう少し「鷲」の縁起物があったら、日本も明るく力強くなれるんじゃないかと思いました。
ちなみに鷲関連で私が推すのはウルフブラスイーグルホークの白ワインです。