鳥の神使と役目【2】鷲ー世を明るくする瑞祥・力の象徴ー  | 心の鏡

心の鏡

このブログは主に神道について書いています。ブログタイトルの心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

今日、酉の市が開かれている東京の鷲(わし)と書いて(おおとり)と読む神社の御祭神には、天日鷲命(あめのひわしのみこと)が祀られています。

この神様もまた天岩戸神話に登場してらして、

神々が岩戸の前で神楽を奏した時に弦楽器を司った神様で、岩戸が開かれた時、その楽器の先に鷲が止まった事から、神々はこれを世を明るくする瑞祥であるとし、

以降、その神は天日鷲命と呼ばれるようになったとされます。

天日鷲命は、古代朝廷の祭祀を司った忌部氏の祖神であるとされ、阿波の国に穀(かじ)麻を植えたと伝えられます。

 

鷲は、天高く飛翔する雄姿、鳥の王者たる勇猛な姿、獲物を狩る力強さから「力の象徴」ともされてきました。

鷲神社では可愛いワシの形をした授与品で「叶鷲」っていう、願い事を書いて中に入れる土鈴?置物?みたいなのがあるそうです。

 

今では様々な縁起物、豪華な熊手が売られていますが、

この岩戸神話で岩戸が開いて鷲が来て「瑞祥」と神々に称された話から、

もう少し「鷲」の縁起物があったら、日本も明るく力強くなれるんじゃないかと思いました。

 

 

ちなみに鷲関連で私が推すのはウルフブラスイーグルホークの白ワインです。