《御神徳》宇宙・占い等の神様 | 心の鏡

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このブログは主に神道について書いています。ブログタイトルの心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

 

 《御神徳》宇宙・占い等の神様

宇宙と繋がりたい、星占いをしている方々にお勧めの御神徳のある神様と言ったら、もうスピリチュアルに関心のある人なら既にご存じかと思いますが、

何と言っても、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)ですよね。

 

こちらの神様を主祭神として、あるいは造化三神などで祀っている神社は、

古より存在しているがゆえに創建年代が不明な神社もありますが、

記紀(古事記と日本書紀)において、神武天皇の東征の時には既に、今の奈良県にある墨坂神社のあたりでお祀りされていた神々のうちの一柱ということが、墨坂神社の公式サイトにも記されていました。

 

そして関東で代表的なのは千葉神社。

こちらではどちらかというと、北極星や北斗七星を神格化した妙見信仰、妙見菩薩を崇めていたところ、明治の神仏分離令で天之御中主神(又は尊)を祀る神社となったようで、今でも千葉神社公式サイトでは

『厄除け開運・八方除け 妙見様の御本宮』 『妙見本宮 千葉神社』と記されています。

 

私も以前2回くらい参詣したことがありますが、門柱のところからもう占い(東洋系だけど)の世界で、八卦だったかな?方位の十二支も描かれてたような?すごく太い八角柱2か所あって、それを回せたような記憶があります。

なんせもう7~8年くらい前になるので、細かい点は忘れました。

2階建てで、2階の拝殿は何だか清々しい感じがしました。

お水取り出来る所もありました。

 

平安時代末期、坂東武者の雄にして鎌倉幕府設立を支えた千葉氏(千葉一族)が、

源平の争乱や奥州合戦で大きな功績をあげ、東北から九州に渡るまで広大な土地を獲得し、鎌倉幕府屈指の御家人になりました。

この千葉氏が妙見様を弓矢の軍神とすることで一族の結束を図った事から、

一族や家臣が新たに城や館を建てる時は妙見社を建立して広まっていったとのこと。

 

あと、東京では東京大神宮の造化三神のうちの一柱として祀られています。

他に、埼玉県だと秩父神社、三峯神社など。

意外と身近な町中の神社に祀られている事もあるので、

神社名があんまり天之御中主神と関係なくても、有名な観光地でなくても御祭神だったりもします。

 

【追記】占いと言えば、他にも陰陽師・安倍晴明ゆかりの晴明神社、土御門神道、古くからある太占(ふとまに)、粥占いなどが神事の神社もありますが、それはまたの機会に。