天地開闢(神世七代章)第一段 一書 第1~6 | 心の鏡

心の鏡

天の霊妙不可思議な法則、神道について書いているブログ。心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

天地開闢 第一段では、本文(正伝)の他にも、ある一書曰(あるふみにいわく)という、つまり異伝や異説が6つもあるので、なるべく簡潔にまとめてみます。

 

1第一

天地が分かれた時、言葉に出来ない形の一つのものがありました。

その中に自然と成られたのが

国常立尊(くにとこたちのみこと)または国底立尊(くにのそこたちのみこと)

次に出現した神は国狭槌尊(くにさつちのみこと)または国狭立尊(くにさたちのみこと)

その次に出現した神は豊国主尊(とよくにぬしのみこと)または豊組野尊(とよくむのみこと)とも豊香節野尊(とよかぶのののみこと)など別名も7つくらいある神でした。

 

2第二

昔、国も地も、まるで油が水に浮かんでいるようでした。

ある時、葦の芽が芽吹いたような可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこじのみこと)

次に国常立尊 

その次に国狭槌尊

 

3第三

天地が混とんとしていた時に可美葦牙彦舅尊、次に国底立尊が出現

 

4第四

天地が初めて分かれた時、国常立尊 次に国狭槌尊

また別の言い伝えでは高天原に天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)

その次を高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)、

また次に神皇産霊尊(かむみむすびのみこと)

 

5第五

天地がまだ生まれてない時は、まるで海に浮かぶ雲のように何も支えるものが無い状態でした。その中に葦の芽が初めて泥の中から生えたように生まれ、それが人(かみ)となり

国常立尊と申します。

 

6第六

天地が初めて分かれた時、葦の芽のようなものが空中に生まれた。

これによって出現した神が天常立尊(あめのとこたちのみこと)

次の神が可美葦牙彦舅尊

また物があり、それはまるで浮かんでいる膏(あぶら)のようで空中にうまれました。これによって出現したのが国常立尊

 

【私のつぶやき】

以上、日本書紀での天地開闢の第一段でした。

第二段では、さらに神々がいらっしゃいます。