渡邉理佐 × 小林由依
大学生パロ
由「ん…」
カーテンの隙間から漏れる光で目が覚めた
隣の理佐はまだ穏やかな寝顔で眠っている
整った顔が陽光を受けてさらに綺麗に見えて
思わずそっと抱きつく
変に心地よい朝だな、なんて呑気に考えていたけど
やっぱりおかしく思えて
手を伸ばしてスマホで時間を確認する
嘘、、
由「ねぇ理佐、起きて!」
もう家を出なきゃ一限に間に合わない
私は午後からだから平気だけど
理佐は昨日、明日一限からだって言ってたはず
由「ねぇ!」
耳元で叫んでも起きなくて
心の中で謝りながら
理佐のほっぺをぺちぺち叩く
由「理佐!」
いつもはもっと寝起きいいのに
今日に限って、、
由「おきて!」
カーテンを全開にして
肩を強く揺さぶったところで
やっと理佐の目が少し開いて、
理「由依…かわいいね…」
また寝た。
このねぼすけ!
由「遅刻しちゃうから、起きて!」
理「ぎゅー、ってしてくれたら起きるかも」
見つめながらそんなことを言われたけど
今は構ってる場合じゃない
変にスイッチ入れられても困るし。
由「しません!」
理「じゃあ起きない」
拗ねたように布団を被り直すから
今の時刻を教えてあげれば
さっきまでのうだうだが嘘みたいに跳ね起きて
自分の手で時間を確認し直す
理「間に合わない!」
スマホを投げ出して
ドアに向かって走り出す理佐
部屋を出る前に
ベッドの横で立ち尽くしていた私を抱きしめてから
ドタバタと廊下を走っていった
由「ん…ねむ」
今から出かけなきゃいけない理佐には申し訳ないけど
私は余裕あるし、今日は二度寝しようかな
理佐も、こんなに慌ただしかったら
玄関でのお見送りなんてされる暇もないだろうし。
そうと決まれば
理佐が荒らしたベッドを整えて
もう一度布団に入る
独り言を言いながら準備する理佐の声を背景に
再びゆっくりと目を閉じる
でも、
いつも一緒に寝る布団には
理佐の香りが染み付いていて
大好きなその匂いが鼻をくすぐる
由「今だけならいいよね、」
いつもは理佐の陣地の窓側に転がって
理佐の枕を拝借する
やっぱり安心する匂い
理佐の枕を抱えて体勢を整えて
今度こそ目を閉じる
リビングからのドタドタが聞こえなくなった
もう理佐は出かけたのかな
ぼんやりした意識でそんなことを考えていると
理「やーめたっ」
由「…え?」
急に寝室のドアが開いて
理佐が戻ってきた
寝癖はなくなってるけど
メイクはしてないし、服もパジャマのままだし
出かける準備はほとんど終わってない
理「もう間に合わないから私も寝る」
理「一限の次、午後まで暇だし」
理「そしたら由依と行けるし」
サラッと言い放つと
いそいそと私の隣に潜り始める
そのまま抱きしめられると
理佐の暖かい体温に身を任せたくなる、けど、
由「ねぇ、行った方がいいよ」
理「だってもう無理だもん」
由「急げば間に合うじゃん」
理「今日はいいの、由依と寝る」
ほんとは私だってそうしたい
でも、こんなんじゃだめ
理佐の足は引っ張らないようにしなきゃ
由「私が好きになったのは、
真面目で一生懸命授業受けてた理佐なんだけどなー」
揺さぶろうとしたのに、
理「その一生懸命だった理佐はもういません。」
理「由依のことが大好き過ぎて変わっちゃいました」
なんて言い返された
意地張ったこどもみたい。
そんな理佐も好きだけど。
理「それにどんな私でも
由依は好きでいてくれるもんね」
ね?、としつこく顔を覗き込んできて
思わず目をそらす
もちろんそうだけどさ…
肯定するのも悔しくて、
でも好きだから否定もしたくないし、
何も言い返せない
それでもちゃんと心の中では
理佐大好きって思ってるし
理佐にだったら何されても許せるし
ずっと一緒にいたい
普段は伝えられないけど、今なら、
由「まぁね、たしかに…って理佐?」
私を抱きしめる体温がだんだん上がってきていて
理佐はすっかり就寝モード
由「もう、」
抵抗する暇もなく深く布団に引きずり込まれて
もっときつく抱きしめられる
由「理佐あったかい」
理「ゆいも」
おやすみ、と軽くキスを落とされて
まぁこんな日も悪くないか、なんて
ゆっくり目を閉じた
fin