オイルドヌバック | birken-lifeのブログ

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主にビルケンシュトックのサンダルを題材にしたブログです。日々のメンテナンスやリペアの模様をご紹介しています。

まずはサクサクっと二足のメンテ。


ビルキー レーミア 蛇柄
割と珍しいモデル、ビルキーのレーミア。

ホワイトをベースにゴールドの蛇柄がプリントされ、ちょっとゴージャスな風貌。とても程度の良いものを入手しました。スエードライナーの汚れも目立たない程度ですが丸洗いします。


ビルキー レーミア 蛇柄
ライナーはスッキリ、アッパーのヨレも直りました。


パピリオ ギゼ ブラック
続いてパピリオのギゼ。

パピリオらしい柄物ですね。こちらはスエードライナーの汚れがかなり目立ちます。


パピリオ ギゼ ブラック
こちらもばっちり、綺麗になりました!


ビルケン ボストン ハバナ
そして今回のメインテーマ、ボストン!

かなりくたびれたボストンです。オイルドヌバックのハバナかテラコッタ辺りかと思われますが、オイルが抜けてカサカサの状態です…


ビルケン ボストン ハバナ
丸洗いし、スエードライナーの汚れを処理。


ビルケン ボストン ハバナ
そしてアッパーですが、洗ってもこんな感じ。シミだらけのお年寄りの顔のよう…

こんな場合は…


ビルケン ボストン ハバナ
ザッと全面的にサンドペーパーを掛けて表面を整えます。

で、新品時のオイルドヌバックのテイストを取り戻すべくオイルを入れます。


ビルケン ボストン ハバナ
濃淡を付けるように、まずはこんな感じで上部のみにオイルを入れます。


ビルケン ボストン ハバナ
少しおいてから二度目の作業。徐々に濃くなっていますね。


ビルケン ボストン ハバナ
濃淡を付けつつ、段階的にオイルを重ねて仕上げました。


ビルケン ボストン ハバナ
オイルがしっかりと馴染んだ翌日、自然光で撮影。

ほぼイメージ通りに仕上がりました。ハバナよりテラコッタに近い感じかな。このようなマットな仕上げも渋くていいですよね。