新潟駅が今年開業120周年を迎え、新潟日報さんの取材を受けたことを前回書きました。
今回は新潟駅の今後について書いてみますが、全くのローカルな話題ですので新潟県民以外はあまり興味がない話になります。
上越新幹線が開通した頃は、まだ新潟駅の顔は萬代口(北口)で南口は鳥屋野口、口が悪いやつは裏口と呼んでいました。
旧新潟駅が誕生したのは昭和30年代、この時としては垢抜けたデザインで美里山倶楽部の新潟駅イメージはまだまだ上の写真の駅しかありません。
新しい新潟駅。
そんなに変わったイメージもないですが、かつては列車とバスは競合路線が多く国鉄時代からすれば、バスなんぞ隅っこを使わせてやるということで新潟交通のバスはスイッチバック方式でバスが発着していた時代でした。
つい最近もNHKのニュースでやっていましたけど、これが歴史を終えた新潟交通の新潟駅前バスターミナル
奥のバスのようにバックして各乗り場に入っていくのでスイッチバック方式と呼ばれていて、バック誘導にかつては車掌がやっていましたが、ワンマン化以降は案内の職員さんが手分けしてしていました。
さてここからが本題ですが、「新潟駅というのは今後どうしたら認知され印象に残っていくようになるのでしょう?」
と新潟日報の記者に問われて上手く答えることが出来ませんでした。
そもそも、コレ大事なことですが、新潟駅周辺には観光スポットらしい観光スポットがありません
・長野駅⇒善光寺
・松本駅⇒松本城
といった絶対的シンボルがないのが観光には致命的です。
長野県の南部飯田線沿いだって、
・宮田・駒ヶ根⇒千畳敷カール 駒ヶ根高原 宮田高原
南信州ビール・本坊酒造 養命酒酒造・・・
いくつも大小様々な観光スポットがあります。
そこを記者さんに突くと「そうなんです、で佐渡を身近な観光地に持って行くべく世界遺産の登録を狙っています」
インバウンド需要を見込むのはいいとしても、それなら新潟駅佐渡汽船までのアクセスを分かりやすくする必要があるでしょう。
極端なこと言えば、新潟駅-佐渡汽船までの青区間にLRTを走らせて一体化する必要がありますが、そこまで新潟市にやる気があるのかが問われます。
観光客には、新潟駅に降り立ったら少し駅ナカを回って見て歩くのが楽しい存在になって、お金を落としてもらわねばなりません。また佐渡をいくためのホームポジションにするならLRTなどで「新潟は面白いところだぞ感」を植え付けることが必須です。
リピーターを育成しなければならないわけで、これには佐渡側にも仕掛けが必要です。
通勤通学客にとってはどうでしょう?
空気のような存在になればいいわけです。毎日ストレスなく通えて自分の通り道が決まっていて、遅れがなく会社や学校にたどり着ければいいんです。
そのために、高架駅下にバス接続ができるようにしたのは富山駅をまねた感はありますが、画期的で現在どれだけ電車-バスの乗り換えがスムースになったかを見てみたいです。
新潟駅から旅立つ人にとっての存在は?
ハレの場的な存在になれるかでしょう。
新潟駅から旅に出る。ワクワクして新潟駅に来て気分が高揚していくような頼りがいのある存在。
乗る列車の場所は分かりやすいか、そこまでのアクセスはお年寄りでも苦にならないか?
お子様連れのお父さんお母さんにも安らぐ場所があるかなどが問われます。
このことは、新潟駅で乗り換える人にとってもいえるでしょう。
駅のホームで写真を撮りたくなるような列車が来るのも重要なんですが現在ではどうなんでしょうね
来週には
新潟日報に
記事が載るかも
しれません
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