最近のオーディオ事情 | 美里山倶楽部

美里山倶楽部

Nゲージのレイアウト作成記事が中心。
大型のレイアウト美郷山鉄道の進捗、レイアウト制作に役立ちそうな話題、車両の小加工、などなどを模型歴半世紀以上、オートバイ歴45年のライダーが書いていきます。
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 今日は久しぶりに飯田線の一番電車を撮ってきました。
 一番電車、213系に朝日があたるようになりました。
 
 話は変わりますが今週、GW中でも平日なら混まないだろうと東京へ行きました。
 秋葉原駅にはJR東日本直売コーナーがあるんですよ。
 
 首都圏に住んでる方には当たり前なんでしょうけどJR東海飯田線地区の美里山倶楽部には目新しいのがやたらと目に入りました。
 
 場所は変わり新宿でバスタ新宿に行く前に・・・。
 腕時計の電池が切れたので交換してもらっている間、ビッグカメラの店内をウロチョロしていたらオーディオ試聴室なんてのがあって覗いてみました。
 
 拘りの単品コンポが並んでいます。
 1980年代は熱いオーディオ・ブームがあって若かった美里山倶楽部も当然のようにそのブームに乗っかっていました。
 
 長岡鉄男氏、藤岡誠氏、石田善之氏らが毎月オーディオ雑誌で評論を語っていました。
・アンプ、スピーカ、レコードプレーヤは重くないとどっしりした音が出ない、軽いと振動によって音がひずむ
 
・カセットデッキはメタルポジション、クロムポジション、フェリクロポジション、ノーマルポジション全てでいい音を出すのはナカミチしかない
 
・59800円のスピーカは3ウェイで中高音はハードドーム、バスレフ型でなければハイスピードの再生音はできず、密閉型、ソフトドームは音が柔らかく遅れるのでダルい音しか出ない
 
・FMチューナはシンセサイザが台頭しているがバリコンで精密はチューニングをした方がいい
 
・レコードプレーヤーのリニアトラッキング方式は画期的でアームが首を振らないから歪みがない音の再現が可能
 
・CDプレーヤは縦型が横型(今はこのタイプのみ)より有利か
 (ごく初期の頃)
 
・電源コードは極太でなければ十分な電気を供給できないので特に重低音では息切れする
 
・スピーカーケーブルは左右の長さと変えてなならず、また純度6N以上の高い銅線を使わないと音が歪む
 
 書いていけばきりがありませんが、美里山倶楽部を含めみんなこのような評論家の言葉を信じていました。
 
 今思い返してみると吹き出してしまいそうなことばかりです。唯一コンセントの極性は、少なくともレコードプレーヤーとアンプは合わせておかないと音源の定位が崩れることは誰にでも分かるので、プレーヤーを持っている人は試してみてもいいかもしれません。
 
 令和時代はどんなコンポが並んでいるのかちょっと見たくなって値段を確かめながら見てきましたが、このYAMAHAのパワーアンプは70万円以上します。
 
 YAMAHAらしいデザインでこのプリメインアンプは25万円。
 
 marantzも値段では負けていません。
 
 DENON、おまえもか。
 プリメインアンプは感覚的に1980年代の3倍くらいの値段と思っていいかな?
 
 単体のCDプレーヤーはもはや1990年代のレコードプレーヤーのように瀕死状態。
 そりゃそうだ、今やCDなんて若い人は聞かないもんな。
 
 
 復活しているレコードプレーヤーの同じようなタイプは1980年代の5倍以上はしています。
 
 スピーカーは形状が大きく変わって横幅がなくなり縦に長いのが主流で、スピーカーも値上がり度は結構なものです。
 
 ミニコンはハイレゾ対応が主流みたい。
 
 
 このメーカーは意外とお値打ちなのでカタログを持ってきてしまった。
 
・対する美里山倶楽部家のオーディオは20年前ころの遺物ばかり
 「ピュアオーディオとAVは一緒にしてはならない」といって別々の装置を買わせる宣伝文句には全く乗らないので、どちらの装置もご一緒。
 100インチのスクリーンと後ろのプロジェクターは新型コロナ一時金で購入したおこもり需要時のもの。
 
 これらは何世代か前の製品ばかり。
 
 アンプはONKYOで人気が無かった製品だったため40%オフで買いました。
 
 レコードプレーヤに至ってはKENWOODの35年くらい前のを使い続けています。
 
 KP-9010といっても誰も知らない機種でしょう。
 
 CDプレーヤーが唯一新しいがPioneerのPD-70ですけどPioneerはすでにオーディオから撤退。
 
 DATはTASCAMですがもうテープが売っていない。
 
 CD録音付&カセットデッキとなると知らない方が多いかもしれない。
 
 スピーカーはビクター、SX-700Spirit。
 密閉型のソフトドームで評論家は「密閉型・ソフトドームのロースピードで鈍重」と評したシロモノです。
 
 でもね、1970~80年代のレコードは清らかで歪みがなくダイナミックな音がするし、CDのブラバンなどはキラッキラな音で聞けますから壊れるまで買い替えないでしょうね。
 
 これら装置の合計実購入価格は先に挙げたYAMAHAのパワーアンプ1台買うより安く買えましたから、いかに最近のオーディオというものが高騰していてインバウンド狙いなのかが分かります。
 
 今の人たちはこういったバラコン(単品コンポーネントのこと)なんて買わないでしょうけど、万一興味がある方はどうか雑誌などに惑わされないようにと願います。
 それほど高くなくっても今のミニコンでも十分いい音で聞けますし、美里山倶楽部のような田舎でなければ大音量で聞くことは出来ないでしょうから、実情に合わせたオーディオ装置をお考えください。
 
 もちろん先に挙げたモロモロのことで音がよくなる、と信じている方々はそれが「己の道」でしょうから美里山倶楽部が文句言う筋合いはございません。
 
今日は土曜日
これから三連休と考えれば
連休後半も
楽しく過ごせます
 

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