今回は、ミニジオラマ「中秋」が出来るまでを振り返ってみましょう。
No.1 初回、鉄橋を置いてみる(2020/10/18)
ダイソーのコレクションボックス_アーチワイドL型という幅350mm位のケースにKATOのカーブ鉄橋を内向き、外向きどちらに置くかが出発点。内向きの方が景色を作り込むスペースが多くなるということで画像の位置に決定。
車両は、この鉄橋なら飯田線ということで213系が登場。
No.2 スチレンボードで背景作り(2020/10/19) 二回目の時点では、左から川が流れてきて滝の支流が合流するという設定。また、浅瀬が後ろの一段高いところを右の橋脚まで流れている考えでした。川を広く見せたかったんだろうな。
川にアクセントで置く石や柱状節理をどうやって表現するか模索中。この頃は、アイディアを具体化するのに苦労していた。
載せる車両も飯田線⇒飯山線にチェンジ。まだ2両編成。
川にどのくらいの大きさの石が良いかを考えていた時。
完成形とは似ても似つかない並べ方だけど、橋脚下の高い方に置いた石の大きさが良いと判った。
No.5 川の形状が決定(2020/10/22) この時に、川前面にスチレンボードを置いて仕切ることにしている。と同時に川の流れも決まり、滝クンが支流から本流へ格上げ。柱状節理はこのあとの画像で接着している。
橋脚下のイメージは固まっていないね。
No.6 川を見に行く(2020/10/25)
駒ヶ根高原に行って実際の川を見てきたところ、
河原の状態と水の流れ方は大いに役立つ。紅葉には少し早かったね
まっ、気分転換も大事です。
No.7 プラスター造形(2020/10/27) まずは崖面部分のプラスター造形。ここは一つのヤマ場。自分の頭の中やザザっと書いたラフスケッチ(下手くそなので見せません)にあるイメージを実際に作り込み、表現するのは大変。
どれだけイメージが具体化出来ているかで決まるね。
車両は、二両編成では長すぎる事が分かり、両運転台の車両が登場、キハ23かな?
No.8 崖面の色刺しとプラスター二回目(2020/10/28)
壁面は墨入れ後塗装。滝クンや柱状節理など常時水がかかる部分はかなり濃いめに表現。壁に使う色は、薄茶、白、黒、ライトブルー、パープルなど。グレー、茶は今回使ってない。
手前の土手もプラスターになると一気に雰囲気が良くなるね。
No.9 植栽が始まる(2020/10/29)
原野に緑が入るとジオラマが生き生きしてくる。鉄橋と橋脚の色を落ち着かせるために薄い茶色で色刺し。
これで模型が、・・・らしくなる。
No.10 川作り(2020/11/1)
模型も、実際の川作りも楽しいね。チョロチョロ流れる小川で、川の流れを変えて行くことを子供と一緒にやったことあるけど、堀り方一つで水の流れが変わります。
それを知っていると模型でも、水の流し方が分かるので楽しい作業。
逆を言えば、知らないとなかなかリアルな川を作るのは難しい
No.11 水を流す()2020/11/2)
水を流すのは最大のヤマ場。失敗すると今までの苦労がそれこそ「水の泡」
私はいつも津川洋行の「水の素」を使いますよ。
これとしぶきの白の表現で川が活きます。
No.12 紅葉に彩る(2020/11/3)
最終回は、撮影がメイン。紅葉のフォーリッジや人をどう配置するかの学問は二の次。
ひたすら美しい駒ヶ根高原の紅葉をバックにシャッターを切りました。100枚くらいは撮ってます。デジタルカメラならではだねぇ。
車両は飯山線カラーのキハ52にチェンジ。国鉄色だと埋没するので、青基調でかつ車両にも紅葉色があって両運転台となるとこれしかない。
いかがでしたでしょうか?
おそらくこういったジオラマの作り上げを俯瞰したブログはあまりないと思います。
自身でも初めてリアルタイムで締め切りを気にしながら作って書いてをやってみました。
毎日の作業時間は1~2時間くらいしかとれませんから、2週間で上げるのはキツかったですね。
兎にも角にも、文化祭に「中秋」が間に合いました
今回までお付き合いしてくださった方々、本当にありがとうございました。