コントロールパネルが完成して今度はレールの配線が始まりました。
はい!これが配線しているところ。
2本のレールへはハンダ付けで配線します。エナメル線の長さは、50mmもあればOKです
道床へは1mmの穴を空けて、ハンダ付けしたエナメル線を通します。
あっ、イヤ正確には1mmの穴を通したエナメル線をハンダ付けします。
それから、基板のベニヤ板にエナメル線を通すため、2mmくらいの穴を空けます。
ベニヤ板を通したエナメル線の電極には黄銅の木ネジを使うのがミソ。
黄銅は、銅合金なのでハンダには相性が良いのです。それと、木ネジなのでそのままベニヤ板に固定出来るので、固定と導電がこれ一つでOK。このアイディア、多分鉄道模型界隈では美里山倶楽部が初公開ですよ。
(ちなみのこの木ネジ入れの容器は、横川おぎのや釜飯の惣菜が入っていた容器)
下の写真は、穴を通して出てきたエナメル線と黄銅の木ネジをハンダ付けし終えたところ。
そこに、コントロールパネルへ引っ張っていく電線をハンダ付け。
電線の反対側がコントロールパネルへのコネクターに繋がります。
木ネジで固定しているので、電線がフラフラすることがなくむき出しでもショートすることはありませんし、ビニールテープなどでの絶縁も基本していません。なので、点検も楽です。
ハンダ付けしたレール側は、下の写真の感じであまり目立たないでしょ。
Nゲージでこれくらいならば上出来です。真ん中に継ぎ目がありますが、ギャップ部分なので手間側にはジョイントが付いてません。
奥側だけ線路がズレないように絶縁ジョイントで接続。絶縁ジョイント使用数を半減してコストダウンしてます。
そして、その両側7mmくらいの所へハンダ付けされたエナメル線があるのです。
ただ、レールへのハンダ付けはちょいと技術が要ります。幸いTomixのレールは、Fine Trackならばハンダ付けし易い材質です。
でも、軽くレール側面はヤスリで磨いてピカ面を出しておく必要があります。
また、ハンダごては高熱を出しかつ細いコテ先でなければ道床を溶かさないように上手くハンダをつける事が出来ません。
当、美里山倶楽部では、昔の業務用のコテ先の温度が可変出来る60Wハンダごてを使用してます。現代では多分10000円くらいでもっと良いのが手に入ります。
もう一つは、テスターですね。当方はHIOKIでしてモード切り替えで通電できているとピーって鳴る機能があるので便利です。これで、エナメル線の被覆を剥いて、キッチリハンダ付けできているか確認出来ます。
工具に凝ることもなく出来れば良いのですが、少し良いものを揃えると効率が違います。時間を金で買うと言うことですね。