今日の内容はブログのテーマとは関係ありません。
私自身は最近あまり驚かなくなってしまいましたが、また銃乱射事件が起こりました。
日本の皆様からすると、何度も何度も似たような事件が起きて、ほぼ何の対策もしないなんて、
アメリカ人はバカなんじゃないかと思われるかも知れません。
アメリカはどこの州でも銃の所有が基本認められていますので、どこの州でも起こりうる事件ですが、例えばカリフォルニア州とかニューヨーク州など、それなりに自主規制のある州だと件数は少ない印象があります。
例えば今回の小学校襲撃事件はテキサス州で起きました。テキサスは大きな州ですが気候の厳しい場所が多く(基本砂漠製気候、場所によっては乾季は連日40−50度など信じられない程暑くなる)、大都市以外人口密度が低く、まさに開拓時代の精神の息づいた州という印象です。
この開拓精神、と言うのがアメリカを理解する上で大切かと思います。 アメリカは建国後200年少ししか経っていない極若い国です。 国の成熟度で言えばティーンエイジャー、思春期だそう。 日本のように1000年前は既に平安時代中期に入っていたような長い歴史、文化、経験はありません。 日本の国の成熟度で言えば老齢期、65歳以上とい言ったところでしょうか。 なので、日本が何をするにも変えるにも時間が掛かり、何でも過去の慣例に従う風潮があるのも頷けます。
逆にアメリカは若くて勢いがあるので、常識にとらわれず、新しい物をどんどん受け入れ、良いと思った事には躊躇せず投資出来るスピードと柔軟性があります。 その為、今回のコロナワクチンも今の所一番効き目が高いと思われるワクチンを一年足らずで完成させました。 聞いたところ、日本は開発を断念したそうです。
話が長くなりますが、開拓精神がまだ残っていると言うのは、言い換えれば自分の命は自分で守る。 人任せにはしない、と言う考え方です。 200年以上前の開拓時代、要は勝手に人の領土に踏み入って開拓した訳で、もちろん自分を守ってくれるものなどほぼなかったと思います。 でもうまくやれば領土が手に入って本国に居るより良い生活ができる可能性があったので、皆頑張ったのだと思います。
もちろん今は緊急事態時911![]()
をダイヤルすれば大抵の場所であれば警察車
が何台もすっ飛んできてくれますが、州によって、人によっては頼れるのは自分だけ、と言う考えの元、いつ強盗が襲ってきても大丈夫なように枕元にいつも銃を常備している、と言う人も珍しくありません。 そして、こういう考え方のアメリカ人は決して少数派ではないのが実情だと思います。
日本人にとって馴染みのあるのは都市部の州、ニューヨークやカリフォルニアかと思いますが、確かにここに住んでいる人の多くには教育があり、経済力等、他の州に比べると高い人が多いです(物価が高いので、そうでないと住めないと言う実情もあります)。 海外旅行に出掛けたりして見聞を広めるのもこれらの州の人にとっては当たり前でしょう。
ところが、失礼ながら特に観光資源や気候にも恵まれていない中西部の多くの州では状況が全く変わります。 生まれてから一度も生まれた街から出た事がない、海外旅行なんて想像も出来ない、と言う人が実は結構いて、初めに聞いた時は心底びっくりしました。 こういった州の教育水準も高くはありません。 前のブログで書いたかも知れませんが、アメリカは先進国の中で一番未成年による妊娠出産率の高い国です。
確かに、行く所もこれと言ってやることもない中高生が手軽に楽しめると言ったら恋人と過ごす時間かも知れませんし、その結果妊娠しても宗教的な考えもあり、多くの場合出産しますので、この結果には納得です。 13-14歳の出産も全然珍しくありません。ほんと、先進国っぽくないですよね。
ただ、心理学で習った限りでは、実際の所「家族の命の為」に準備していた銃で本当に命が守れた数は、その銃の為に家族が命を落とした、件数より遥かに下です。 冷静に考えれば、いつ強盗が襲ってくるかなんて分かりませんし、寝込みを襲われたら、既に武装している相手に勝てる確率は低いでしょう。
それに、そこら辺に置いてあった銃を子供が不用意に触ってしまい、誤射、または家族が自殺の為に使うなど、実際には家に銃を置いておくメリットは多くの家庭においてあまりないようですが、そう言うふうに考えられないアメリカ人は多いです。
こう言う文化的国民的背景の元、規制が強化されるかも? また乱射が起きた、と聞いて、今の内に準備しておこうと更に銃を買い求めるアメリカ人は少なくありません。 それに、何せ銃産業は大きなビジネスで、政府へのロビイストの力も強大と聞きます(そこら辺のロジックは良く調べてませんが、要は多額の政治献金がされているのでしょう)。
建国以来の精神、及び膨大なお金の流れの為、残念ながら今後もしばらくは銃規制は進まないと思います。 もちろん100−200年後にはまた色々変わっているかも知れませんが、今のところアメリカ人の考え方と言うのは日本人、及びヨーロッパの人達ともまるで違う。 と言う事をお伝えしたいと思いました。